「国土交通省はよく調べたな」。7日の検討委で国交省が公表した松井山手案に、山田知事は思わず声を漏らした。
府が求めていた京田辺市中心部のJR片町線京田辺駅付近の周囲5キロ圏内の人口は約18万人だが、松井山手駅付近の同圏内の人口は倍近い約33万人。
より利用客の需要が見込める結果が示されたからだ。
また同駅から京都駅や新大阪駅には、現在は約50分かかるが、新幹線では所要時間は7、8分に短縮され、利便性向上にもなる。
府の試算でも地域経済効果は年間約950億円と試算され、山田知事は「全体の経済効果から言うと、(京田辺案と)そんなに変わらない」と述べ、松井山手案を評価する。