2020年に新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだJR各社の業績は、今年になっても回復していない。それだけでなく、コロナ収束後も厳しい状況に直面し続ける可能性が強い。


 JR旅客各社の2020年度(21年3月期)決算は各社とも厳しい状況になった。中でも大きな打撃を受けたのが、JR東日本とJR東海だ。

 JR東日本(単体)では、営業収入、運輸収入が19年度の半分近くに減少した。そして、赤字に転落した。通期での赤字は1987年の国鉄分割民営化後で初めてだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/97ba684f2555cb03a296b57c7df479c277d56377