[キム・グィグンの兵営トーク] KF-X長距離空対地ミサイル開発方式「裏話」
https://www.yna.co.kr/view/AKR20200929172900504

韓国型戦闘機(KF-X)に搭載する長距離空対地ミサイルの開発方式をめぐって、軍の内外で様々な憶測が飛び交っている。

1日、軍によると、防衛事業庁は現在、国防科学研究所(ADD)の主管で行われているKF-X搭載用長距離空対地ミサイルの
開発方式を、民間会社が主導する方向に変更したという。

来年まで実施される長距離空対地ミサイルの探索開発は、ADDが主管し、試作会社としてA防衛産業企業が参加している。

探索開発が終われば来年から体系開発が進められるが、2028年完了が目標だ。
同期間内にミサイルを開発し、試験評価を経てKF-Xに装着するということだ。

しかし、放事庁は体系開発をしてきたADDを排除したまま、他のメーカーを選定して進める方針だという。
ADDが探索開発の過程で蓄積した核心技術を後ほど選定されるメーカーに提供し、体系開発を進めるということだ。

通常、兵器体系は探索開発に関与した機関が蓄積した技術をもとに、体系開発まで終えるのが慣例だった。

今後、体系開発に参加する企業がADDから提供された核心技術を基に、開発を完成させることはできる。
しかし、ADDが核心技術を移転しても、もしメーカーが開発に失敗すれば、その責任をADDでなすりつけなければならないが、
技術移転が円満に行われるだろうかという指摘も出ている。

また、このような方式の場合、開発期間が長くなり、その分、開発コストが上昇するだろうという主張もある。

KF-X試作1号機は、来年上半期に出庫されたのに続き、22年上半期に初の飛行試験を開始し、26年までに開発が完了する。
試作機用のAESA(多機能位相配列)レーダーが来年上半期にKF-Xに装着される。

しかし、KF-Xに搭載する長距離空対地ミサイルは2028年までに開発するのが目標だ。
戦闘機は生産されたが、核心武装を備えていない状況が訪れる可能性もあるという指摘も出ている。