将棋の名人はゴルフのマスターズ、テニスのウィンブルドン by羽生善治

ゴルフはボビー・ジョーンズが史上最強と言われ、彼がマスターズトーナメントを作り
アーノルド・パーマーが最多4回優勝したが、
10歳年下のジャック・ニクラウスが6回優勝と記録を塗り替え
タイガー・ウッズも4回優勝しているが未だにニクラウスが6回優勝で単独最多。
メジャー優勝も18回で単独最多だ。

テニスは年間グランドスラムを達成したロッド・レーバーがよく最強とされる。
彼はウィンブルドン4回優勝、第1次世界大戦後で単独最多だった。
その後伝説のビョーン・ボルグ氏がウィンブルドン5連覇5回優勝(単独最多)を達成し最強とされ
ピート・サンプラスがウィンブルドン7回優勝してメジャー14勝、いずれも単独最多で最強とされ
ロジャー・フェデラーがウィンブルドン5連覇8回優勝してメジャー20勝、いずれも単独最多で現在最強。
ナダルはメジャー17勝していて歴代2位だがフレンチオープンでぶっちぎりの11勝、
ウィンブルドンは2勝にとどまる。これが最多となれば議論が起きる。

将棋は大山15世が名人13連覇18期で80期のタイトルでいずれも史上最多だった。
羽生19世が名人3連覇9期ながら増えたタイトルの恩恵で99期とし、ねじれ状態が生じているのが現在だ。