第1回 藤井聡太
最高レート 2026(2021-04-16)
棋士数174名の平均レート 1551
最下位棋士とのレート差 745

@デビューから29連勝したときの藤井四段のレートは1955で年度末のレートは1906であった
この数値は初期レートの1900が適正であったことを意味している
初期レートが高すぎるならその後の成績で下がることになるわけだが藤井四段は順位戦初参加の年度から1900をキープした
すでに新四段で1900の実力という恐るべき中学生棋士のデビューであったことになる
A2019年度は2017年の29連勝時の最高レート1955をわずか7ポイントだが更新して年度を終了した
確実に実力がアップしている
B2020年度は圧倒的な差で二冠を獲得した
年度勝率が0.846、タイトル戦の対局成績は8局7勝1敗で勝率0.875、自身の最高レートを2020に更新して年度を終えた
2021年度に入っても実力の進化は止まることなく4月16日に更新した2026が現在の藤井二冠の最高レートとなっている
キャプチャー真ん中の2表はその時のレーティング表とGlicko2レーティング表を比較している
https://i.imgur.com/390lUXF.png

左端の表は今回計算した最終日のレーティング表で右端の表は同じイロレーティングで計算しているサイトの現在ランキング表である
左右のレートがほぼ同じであることから初期レートの変更が問題なく機能していることが確認できるであろう
レンジ(1位の棋士と最下位の棋士のレート差)も781と782でほとんど同じであった
*初期レートの特例としてフリークラスの森内九段については初期レートを1650にした

渡辺名人は藤井二冠より1年半近く早い2019年11月が最高レートであった
次回は、このときのレートを2010年度を起点に同じ初期レート変更で計算するとどうなるかを調べる
結果は2,3日中に上げれると思う