第2回 渡辺明
最高レート 2008(2019-11-19)
棋士数166名の平均レート 1559
下位10棋士の平均レート 1278

https://i.imgur.com/qKKTK9g.png

@2010年度のレートを1900にしてレート計算した結果、渡辺名人の最高レートは2019年11月19日の2008と計算された
年度末は1949なのでこの10年間(26歳~35歳)で大きく変わっていない
A下位10棋士の平均レートは表を見ればわかるように1278のレートであるから、トップ棋士から最大で730低いところがプロ棋士の下限となるのが現在のプロ棋士のレベルであろう
下位棋士には元A級棋士の小林九段(64歳)、桐山九段(73歳)がいる
彼らがこの年齢でプロ棋士の下限レベルというのは一つの目安に使えるだろう
B2010年の渡辺竜王を1900、2016年デビューの藤井二冠を1600で計算したレートが現在では逆転して1位藤井二冠2016、2位渡辺名人1959になっている(左端の表)
渡辺名人の最高レートは2008(その時の藤井二冠は1902)だったが、藤井二冠はその後もレートを上げて2030になった
*藤井二冠の初期値を1900にして2016年度を起点にしたレート計算では藤井二冠の最高レートは同日の2026だった
C平均レートも下位10棋士の平均推移もあまり違わないので藤井二冠と渡辺名人のレートには同時代性がある
なので、藤井二冠は渡辺のピーク時の棋力を越えて現在も進化中という結論になる

これで、レート計算からは現棋士最強は藤井二冠で決まりとなる
では、現役最強かとなると羽生九段の全盛期の最高レートとの比較が必要となろう
羽生の最高レートは2000年9月20日であるから10年前の1991年度のレートを1900として再計算すれば同じ10年幅で再計算した渡辺名人との比較が可能になると期待できよう
渡辺名人との比較が可能なら藤井二冠との比較も可能になるのが道理だ

早速取りかかることにしよう
結果発表は2,3日中に