岩波文庫/ちくま文庫/河出文庫総合2
僕にはトルストイとツルゲーネフの二冊しか見えんけどな。どうした事だろうな。 263は不完全な文章なんだろう? 岩波文庫がリクエスト復刊したら、そのなかのロシア文学関係はとりあえず買うことにしている。が完全な文章なんでしょうね、おそらく。 >>259 あれが最高傑作なのか? 感性と理性の二元対立ってのはドイツ文学にはよくあるテーマだな あの時期のペストで人がバタバタ死んでいく場面の描写は良かった でも車輪の下のほうが好き 岩波にはポミャロフスキークープリンあたりをラインナップに加えてほしい 世界文庫や創元文庫などの絶版本でしかお目にかかれないのは残念だ 質問です。 岩波文庫の「ロランの歌」は、「恋するオルランド」との内容が同じと考えていいのだろうか。 中古で「リグヴェーダ」を買ったけど、本がボロボロだ。岩波書店さん、「リグヴェーダ」を復刊してくれ。 >>259 このスレで言うのもなんだけど、新潮じゃダメ?知と愛(高橋建二訳)。 >>282 高橋健二訳を読んで、何も不満を感じないなら、相当な文学的鈍感だろう 井筒俊彦の「神秘哲学」、たぶん、今年の二月に文庫化されたと思うけど、すごいよかったよ。 まとめたのを書いてみたので、読んでくれ。ネタバレだが。 19、神秘主義に寄せて 中江兆民の著作に「三酔人経論問答」という本がある。明治の哲学書で広く読まれたものである。 それは、古代中世の征服者を良しとする豪傑君と、啓蒙の思想家である紳士君の意見の対立を扱った哲学書である。 紳士君がいくらギリシャ哲学を根拠に理想主義を唱えても、そんなものは、豪傑君の暴力主義に殴り倒されてしまうと書かれている。 紳士君と豪傑君の思想には、それぞれ、現実を反映したものがあり、 両者の良いところを抽出する現実主義によって政治は動くとして終わる。 これは、百年前の明治の思想であり、現代だとさらにちがうと思われる。 しかし、紳士君の理想主義とはどんなものなのか。それは、 井筒俊彦の「神秘哲学」という書にある記述が最も典型であると思われる。 理想主義者の井筒俊彦は1949年の書で何をいったか、それは以下のようなことである。 哲学者は、生きて帰って来なければならない。 井筒俊彦によると、神秘主義とは、宇宙の究極的救済を目的とするものである。 哲学者は、哲学の散策の中でそれを発見して、さらに、生きて帰って来なければならない。 哲学の神秘主義とは、それが宇宙の究極的救済を目指すことを発見することである。 井筒俊彦はいう。「人が神に成り、神であること」が神秘主義であるが、神に成るとは、力強い力を得ることではなく、 人間の身に許された限り、宇宙を救済することである。 世界を救済する理想によって神に似ることが、神秘主義哲学である。 これが、暴力主義に対しての、理想主義である。 暴力主義で最強を目指すという哲学者もいるかもしれない。 机上の空論と呼ばれても、理想主義を追求する哲学者もいるかもしれない。 しかし、ぼくは、哲学者すべてが宇宙的救済を目的とすることには、不安を感じる。 哲学の目的は、もっと多様であるべきだ。そして、志だけを高く掲げるのではなく、 目的の実現のために策を練らなければならない。 ぼくは、暴力主義でも、理想主義でもない、第三の道、現実主義を訴えたい。 科学によって、事実の確認をくり返して積み重ねる現実主義こそ、現代における哲学だと思う。 哲学を読んで感動したというだけではダメなのだ。あくまでも、物質的な実利を得るために作戦を練らねばならない。 明治の哲学者である大西祝はいった。「天地の間のすべてを物質的に解釈すべきである」と。 理想主義も良い。だが、物質的な探究の積み重ねが、暴力主義の豪傑君にも、理想主義の紳士君にも、おそらくは勝つであろう。 >>291 マジレスするとここは文板なので井筒は岩波文庫総合が適当 井筒は絶賛と全否定割れ過ぎてるのでどっちの意見もクソとわかる 実態はどちらにもないことが明白 しかし、ここ数年、明治以降の日本の哲学者や仏僧がどんどん文庫化されている。 良い本が多いので、やはり、日本の出版社の知識はすごいのだろうと想像する。 出版に関わってる人が先に読んで理解しているはずなのだ。 田辺元、大西祝、波多野精一、井筒俊彦、山崎弁栄、鈴木大拙。 ぼくが気づいただけでもこれだけ。 本当に、どんどん良書が出ている。 岩波文庫になった哲学者たち。 2010年:田辺元選集 2013年:波多野精一 2014年:大西祝選集 2016年:鈴木大拙 2018年:山崎弁栄 2019年:井筒俊彦 >>292 >哲学者は、生きて帰って来なければならない。 >井筒俊彦によると、神秘主義とは、宇宙の究極的救済を目的とするものである。 ソクラテス的には「死を準備する者」であり 濁世たる現実の迷妄から離れて真理へと到達することを目的とする だから現世に帰ってくることを前提としては哲学とはならない それゆえソクラテスの弟子であるプラトンにしてもアリストテレスにしても 現実とどう折り合いをつけるかが問題となる これが「東洋」の思想家である井筒になると帰還が前提となる しかしこれはギリシア的真理主義ではなくインド思想の梵我一如の発想に近い しかしそれなら「哲学」である必要はない 素直に東洋思想の道を極めれば良いだけ それと「梵我一如」なら仏教思想と融合した 奈良・平安期の天皇も似たようなものであり 人が神となる「神秘主義」でもあり衆生済度という点では現実的でもあるのだが 天皇やその周辺宗教文化を「神秘主義」と考える者はいても 哲学者と考える者はいない >>299 井筒俊彦は、仏教ではなく、イスラム学者でしょう。 井筒は、一冊目で「アラビア思想史」をやってるから。 最初から、イスラム研究者だと思うよ。 二冊目が「神秘哲学」として、ギリシャ哲学をやってるけど。 ぼくは、井筒は「神秘哲学」を書いていた時に頭にあったのは、梵我一如ではなく、イスラム思想だったと思うよ。 高橋健二の訳はいいときと悪い時があるだろ それを感じ取れないなら翻訳読む以前に文学読むの辞めろ 日本語では一人称を全部訳したらくどくなるのにご丁寧に訳しててリズムが悪いとかよくある ドイツ戦歿学生の手紙 ヴィットコップ編 高橋健二訳 第二次世界大戦戦没者の手紙と手記 人間の声1939-42 ハンス・W・ベーア編集 高橋健二訳編 第二次世界大戦戦没者の手紙と手記 人間の声1943-45 ハンス・W・ベーア編集 高橋健二訳編 こんな翻訳するんだもんな左翼だわ ナチスシンパから戦後左翼になっただけだろ 謎はない 『デミアン』のこの箇所の高橋の誤訳はひどい [原語] Oder aber, man muesste sich einen Gott schaffen, der auch den Teufel in sich einschliesst und vordem man nicht die Augen zudruecken muss, wenn die natuerlichsten Dinge von der Welt geschehen. [高橋健二訳](新潮文庫) 「彼らは神をいっさいの生命の父とたたえながら、生命の基である性生活というものをすべてどんなにむぞうさに黙殺し、あるいは悪魔のしわざだとか、罪深いことだとか、説明していることだろう! あのイェホヴァの神をあがめることにぼくはすこしも、露ほども異議はない。 だが、この人工的に引き離された、公認された半分だけでなく、全世界を、いっさいをあがめ重んじるべきだ、とぼくは思うんだ。 そこでつまり、神の礼拝と並んで悪魔の礼拝を行わねばならない。それが正しいだろうと思うんだ。 あるいはまた、悪魔をも包含している神を創造しなければならないだろう。 それにたいして人は目を閉じてはならない。この世の最も自然なことが起きるのだとすれば」 [実吉捷郎訳](岩波文庫) 「たとえば、みんなはあらゆる生命の父として、神を礼讃するくせに、生命のどだいになっている性生活全体を、あっさり黙殺するし、わるくすると、それをあくまのしわざで、罪ふかいものだと宣言する───というわけさ。 ぼくは、みんながこのエホバの神をあがめることに、反対はしない。決してしない。 しかしぼくは考えるんだが、ぼくらはいっさいのものを、あがめもし、尊重もしなければいけないんだ。全世界をだよ。この人工的にきりはなされた、公式の半分だけでなくね。 だからそうなれば、ぼくらは神の礼拝とならんで、あくまの礼拝も行わなけりゃならない。それが正当だと、ぼくは思うんだがね。 それでなかったら、あくまをさえ含んでしまうような神を、作り出すほかはあるまいね。 そしてこの世でいちばん自然なことが行われるときに、こっちに目をつぶらせないでくれるような神をね。」 おっと、タイプミスしてた × vordem ○ vor dem ひどいな 誤訳の下2行だけじゃなく全体的に実吉のほうが意味がわかりやすい 高橋健二訳の『車輪の下』は、戦前は岩波文庫から出てたんだね 「下流老人」ブームの火付け役に 「貧困ビジネス」の過去 https://www.sentaku.co.jp/articles/view/15207 "十万部を超えるベストセラーとなった『下流老人』(朝日新書)。 著者の藤田孝典氏は、 メディアから引っ張りだこになっている。 しかし、福祉業界内では藤田氏の評判は悪い。 原因は藤田氏の「前科」にある・・・ " #カルト・セクト新歓 "#東京大学 の #人権問題研究機構 は、新左翼セクトやフロント団体 #NPO法人POSSE と関わりがあるサークルです。 政治団体との関わりを隠し、チラシ等を渡さず(渡すこともある)に個人情報を収集して、メール等で勧誘します。 気をつけて下さい。写真は東大生提供(本当です)。" ttps://twitter.com/daily_cult3/status/1111441238392107008 "今年の #一橋大 では、POSSEと同じ左翼セクトのフロントとして活動していた「クリティカルラボ」や 「スウォーム」と同じ手法で勧誘していたのは「 #反レイシズム情報センター (#ARIC)」でした。 ビラ入手。 で、先日の東大同様にまた警備員に通報されました。 ttps://twitter.com/daily_cult3/status/1112265245152559104 やや日刊カルト新聞: ブラック企業対策NPO「POSSE」はブラックな左翼セクトだった http://dailycult.blogspot.com/2016/10/npoposse.html “ #POSSE からは抗議メールも来ないしプロバイダへの削除要求が来ているという連絡もありません。” ttp://archive.is/hkaFG 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:1322b9cf791dd10729e510ca36a73322) https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) ちくま文庫で絶版になってるディケンズのKindle版を出して欲しいな。 我らが共通の友、マーティン・チャズルウィット、リトル・ドリットは是非おねがいしたい。 . 岩波文庫 三十三年の夢 宮崎滔天 pp507 1993年 2011年刷3 1200円 自叙伝 日本脱出記 大杉栄 pp434 1080円 買った。 >>312 ちくまは金持ち父さん貧乏父さんで不動産投資の片棒担いだからな 投資は自己責任だから詐欺というより煽動かw 眉唾本で学術文庫の維持してる 真実は苦いね 岩波文庫『失われた時を求めて』最終第14巻が刊行された 吉川一義訳は過去最高の翻訳といえる 次は『特性のない男』の個人決定訳を岩波文庫に期待する いいからさっさと黄帝内経出せや 知名度レベルでいったら出てないのが異常だろ どうせ利権で出せないんだろうけどそんなん無視して出せ あと呂子春秋と准南子、史記も出せ ユリシーズは出して欲しいな 柳瀬訳は未完に終わったし 岩波文庫版のユリシーズなんてあるのか 古本屋回るのが趣味だけど一度もみたことがない 辰野隆って「ゆたか」って読むんだね。 居島一平に教えられた。 >>323 鍼灸師辺りの利権が煩そう バカみたいな値段で売ってるよな >>325 旧版新潮社世界文学全集の伊藤整訳ユリシーズは持ってるけど、岩波文庫版ユリシーズがあるとは知らなかった。欲しいなあ。 伊藤整訳って途中までじゃなかった? 実物見たことないけど。 岩波文庫の戦後の名原・藤田・村山訳も(一)が出たきりで中断。 岩波文庫の戦前の六人訳は完結。 六人の一人に、森田草平がいるんだよね。 英文科卒業だけど「カラマーゾフの兄弟」の英訳本を読むのに一ヶ月もかかったと、誰かに笑われていた。 >>333 >伊藤整訳って途中までじゃなかった? 新潮社世界文学全集21の伊藤・永松訳は全訳 中山元の訳より分かりやすいんか? 石川さんのカント入門はいい本だったなあ 判断材料になるかはわからんが 中山元訳は永井均が否定的評価をしていたな 中山元はちょいマシな長谷川宏 これで判断して フロイトとか微妙だった >>314 その三つの文庫、持っているけど、まだ読んでいない いつになったら、読めるだろう フロイトなら一部訳語は変だけど岩波の全集でいいのでは 21日の読売新聞に野崎歓が 「巣ごもり勉強術 岩波赤帯」 っての書いてるらしい。 読みたい。 どなたか至急貼ってください。 思いがけず読書の時間が出来たので何を読んだらいいか、ということで、『赤と黒』『戦争と平和』『魔の山』『ノートルダム・ド・パリ』の名を上げている 『失われたときを求めて』を読みますか。 それともサルトルの『自由への道』か。 ちくま文庫のディケンズを次から次へと読んでいけば、大型連休を楽しく過ごせるだろう やることがないからと、感染リスクがあるのに、パチンコに行くなんて恥ずかしい 『骨董屋』『荒涼館』『ピクウィック・クラブ』『リトル・ドリット』 『マーティン・チャズルウィット』『我らが共通の友』『オリヴァー・トゥイスト』 >>312 >>349 The new article is coming soon! http://archive.is/Z6NKo 岩波文庫からかつて新潮文庫で出ていたパステルナーク『ドクトル・ジバゴ』江川卓訳を出せばいい 自分は新潮文庫を持っているから困らないが、最近古書価が値上がりしてきて入手しづらくなっている また、プレスコットという新人作家の『あの本は読まれているか』が『ドクトル・ジバゴ』にまつわる CIAの作戦を描いた小説なので、今後さらなる復刊希望の声が増えるだろう 今復刊キャンペーンで復刊してるジッドの法王庁の抜け穴は絶対買いだぞ 石川淳の訳はちょっと古いけど話自体が面白い ジッドのすぐ読めるものが狭き門と背徳者と田園交響曲だけってのはジッドへの風評被害だろw もっと面白い作家なのに >>352 同感だ ジッドは代表作はあらかた読んだが、『法王庁の抜け穴』がもっとも面白い 『狭き門』や『贋金つくり』より出来は上 「失われた時を求めて」コロナで全部読んだけど内容一切覚えてないとか言いたいな 小林信彦によると戦前から終戦直後にかけての ジッド人気は相当なものだったらしいけど ブームが終わると水に落ちた犬状態で叩かれる こういう扱いはサルトルやマルケスのようなものだろうか でもノーベル賞受賞だったから戦後の一時期のことは本当だったかも知れないよ まあ、ブームの常として消費されるだけで終わったんだろうけど 昔程、ツヴァイク、ロマン・ロラン、ゴーリキー、イプセン、 チェーホフ、ホイットマン、ハイネなんかも読まれなくなった気がする 読み継ごうと出版業界や読者が努力しないと、 どんな名著も悪書の洪水に埋もれてしまうね ストリンドベリは大正時代に全集が出た時が人気のピークだった らくだのシアンツってもう絶版なった? コロナで在庫がないだけかな? >>360 うちの本棚に1冊あるから送ってあげよう しばらく待ってなさい 絶版と品切の区別がついていない人が多いね。ブログでも単なる品切を絶版と書く人がいる >>358 こういう言説は腹立つわ 自分が努力して宣伝すりゃいいじゃん 他力本願は死ね >>358 そのなかではチェーホフは残るんじゃね? それ以外は読まれなくなった理由があるわけで 単に歴史の波にもまれて消えていくだけ それはそれでいい >>351 ドクトル・ジバゴつまらないよね 期待して読むとがっかりするよ >>365 あれは読者を選ぶ小説だね 自分にとっては非常に優れた文学作品だった 丸谷才一はつまらくて途中で読むのを辞めて最後まで読んでないと言ってたな ナボコフは「ドクトルジバゴ」に名作というレッテルが貼られているのは単なる迷妄だと断じた ノーベル賞をめぐる馬鹿騒ぎで名前のみ有名なってしまった隠れた駄作 >>367 丸谷、ナボコフ両者とも作家だよね。 嫉妬しているのかな? 丸谷もナボコフも俺には批評家、文学研究者だな 丸谷の小説なんてまるで面白くないが 評論の「忠臣蔵とはなにか」とか書評はめちゃくちゃ面白い ナボコフはアメリカに亡命後は大学で文学の講義をずっとやった人 講義録がたくさん出てて、これがめっぽう面白い 筋金入りの芸術至上主義者で批評にブレがない read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる