光文社古典新訳文庫16
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ペストの値段が安すぎてびっくり 新潮買ったけどどうしようか 光文社古典新訳はAmazonの電子書籍で半額のときに一気買い いまではほとんどの古典新訳をもっているし、読書を楽しんでしいる セールがいつやっているかアンテナを張っておかなけゃならないのが手間ではあるが。 どこの出版社も可能であれば100%電子書籍にしたいのが本音ではないのかな。書店との関係を断ち切ってもそうするところが今後は出てくるかも 本を印刷製本して全国に並べるのは大変だしお金もかかるもの 自分はあくまで実物の書籍にこだわりたいけどね 物によるね 手元に置いとく必要ないような種類の本は電子で済ませたいってのはよく分かる、例え値段が実本と同じだとしても 俺も実本しか持ってないけど、これからはライトな小説でちょっとした時間潰し(池井戸とか伊坂)のやつは電子でもいいかなって メモ取りながら本読んでいたら 自分の姿勢の悪さで、背中に炎症が起きた 前屈みがよくなかったみたい たぶん背骨の上の方と肩甲骨の周辺 つぎは赤と黒を読む 赤と黒はよく翻訳がよくないとか段落まとめて訳さずに省略してるとかネット上でくそみそに批判してるやつがいるけど 実際にどうなの?的を射た批判なのか見当外れなのかわからない >>809 俺は旧訳とそこまで差を感じなかった。 誤訳のない翻訳なんて不可能だからね。 ネットで赤と黒を絶版にするべきなんて過激なことを訴えてる人がいるけど、本当にそんなにひどいわけがないと思ってる 野崎歓『赤と黒』 「尊敬に浴する(上14)」(「浴する」のは「恩恵」) 「壁を建立させた(上17)」(「建立」するのは「寺院・堂塔」) 「幸機(上17)」(普通「好機」と書き、そうなっている箇所もある) 「頭をたてに振らない(上36)」(「振る」のは「首」、「首」となっている箇所もある) 「おっしゃるとおりに従います(上61)」(「おっしゃるとおりにします」か「おっしゃることに従います」かどちらか) 「すでにして(上62他多数)」(「すでに」の意味で使っているようだが、「すでにして」と「すでに」は違う) 「恋愛は小説の息子である(上79)」(冨永訳「恋愛は小説の申し子なのである」) 「微にいり細にいり(上171)」)(「微にいり細を穿って」か「微に入り細にわたり」か) 「心の底を割って話す(上180)」(「腹を割って」が正しく、そうなっている箇所もある) 「馥郁たる匂い(上211)」(「馥郁たる」は「香」) 「天罰が当たった(上220)」(天罰は「下る」であり、そうなっている箇所もある) 「険のある声(上430)」(「険」は顔つき・目つきに使う) 「犬たちは(・・・・・)叫び始めた(上448)」(「犬」は「啼く」か「吠える」) 「自由主義者らしさをにじませながら(下38)」(「人柄が滲み出る」とは言うが) 「金を操ってきた(下67)」(「金」は「動かす」) 「考えは(・・・・・・)破られた(下154)」(「夢を破る」とは言うが) 「口も聞かなかった(下177)」(「口」は「利かない」) 「眼中に入れない(下140)」(「眼中にない」とは言うが) 「あてずっぽうに歩きまわった(下206)」(「あてずっぽうに答える」とは言うが) 「凡々たる人生(下207)」(「平々凡々」とは言うが) 「根掘り葉掘り話して(下265)」(「根掘り葉掘り」は「尋ねる」・「聞く」場合に使う) 「あなたの胸の中で鼓動している心臓の気高さ(下495)」(「気高い」のは「心」) 「復讐ぶかくもない(下578)」(「嫉妬深い」とは言うが) 馬鹿学生に下訳させてないとペース上がらないからね仕方ないね >>813 これが本当なら翻訳以前に日本語の素養の問題だと思うが本当なのか? 駒井は光文社の校正は厳しいことで有名だと言っていたがこれみんなスルーしたのかね ドストエフスキーの5大作の中で「未成年」だけ読んでない 失敗作らしいからな >>816 ドストエフスキーに失敗作は存在しないぞ 未成年は難解で売れ行きが悪かったから新潮文庫で絶版したことがあっただけで、相当な傑作だよ。 とりあえず読んでみればわかる。 『未成年』のすごさが分かる人こそ文学の読み巧者といえる 他の4大作のような殺人事件が発生したり狂人が出現しないだけに、 穏やかな物語の展開が逆にドストエフスキーの天才ぶりを浮かび上がらせる 「白痴」はドストエフスキーの小説よりも黒澤明の映画が素晴らしい 原節子と久我美子という二人の美女が対峙する場面は圧巻だった 浅学にして「未成年」という長編を知らなかった ぜひ読んでみたい 今は「カラマーゾフの兄弟」に挑戦してるけど、 「未成年」はこれからの刊行ペースで読めるのでとても楽しみ 光文社文芸編集部・駒井稔編集長の「『赤と黒』につきましては、読者からの反応はほとんどすべてが好意的ですし、読みやすく瑞々しい新訳でスタンダールの魅力がわかったという喜びの声だけが届いております。 当編集部としましては些末な誤訳論争に与(くみ)する気はまったくありません。もし野崎先生の訳に異論がおありなら、ご自分で新訳をなさったらいかがかというのが、正直な気持ちです」 >>825 この反論もどうかと思うけど(読者の反応が良いのと訳文の良し悪しは関係ない)、苦情をいったやつも絶版にしろと要求したらしいし、 そこまで強く訴えるのもどうかと思う 誤訳スルーって校閲どうなってんのって話もあるけど 些細な事でもないし、訳者の作品でもないし 出版社の校閲レベルがそもそも落ちてるってことだろ。職業にする人でも日本語が使えなくってきてんだな。 チェック体制が無いか、かなり適当なんだろう それが暴かれることになったことで、編集長は頭に血が上ってしまっている。 赤と黒の1作品だけが粗末だったならこんな言葉は出てこないと思う >>813 上下2巻でこんだけなら 別にいいだろう ほかが良ければ 赤と黒はむかし実家にあった里中満智子の漫画でしか読んだことなかった 小説で読むと序盤の構成とか人物の造型がホントしっかりしてて、スタンダールって力があったんだなあと感心した 訳文の出来がそれほど気にならないのはたぶん原書原作の力が強いからじゃないかな読ませるよ当時のメロドラマとして彫琢されてる 日本語の的確な表現を知らないというのは学者として恥ずかしい限りだ >>833 これは「一例」 何故これだけだと思ったの? 『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』駒井稔 (編著)税込1,870円 書肆侃侃房 2021年10月8日 「光文社古典新訳文庫」創刊編集長の駒井稔を聞き手に、8人の翻訳者が語る本にまつわる数々の思い出。「WATERRAS BOOK FES」の「翻訳者×駒井稔による台本のないラジオ」待望の書籍化! >>836 上巻の最初あたりから下巻の終わり辺りまで指摘してるから また前どっかで見たのもこれくらいの量だった記憶がある 日本スタンダール研究会 会報バックナンバー https://infosjes.iza-yoi.net/custom1.html ここの18号で読める 誤訳は数百か所、日本語は間違いだらけとのこと 新潮文庫、岩波文庫、ちくま文庫があれば充分 三流どころのカッパは必要ない >>839 本邦初訳というわけでもない有名な名作でこんなこと起こるのが不思議なんだけどな 野崎歓は有名な翻訳者でしょ?改訳すればいいのに 古典新訳文庫初期のものだからチェックが行き届かなかったのだろうか >>839 野崎という人の井伏の本を読んだが とてもいい本で学者っぽくないオリジナリティーもあり 私などが言う資格はないが本当に能力のある人だと思った それに対し教えてもらった論文をざっと読んだがとにかく嫌な感じがした で論外に読んでないので、読んでみて面白かったら良いとしようと思う (ちなみにこの場合の『論外』の使い方も意識して使っているのだが、 下川という人の日本語力批判にはこういうのに対する感覚の鈍さが多く含まれていて、 理解できてないのかもと思った。実際に読んだら逆かもしれないけど) 赤と黒はウィキペディアでも無視されてるが 大久保和郎訳が読みやすい いい加減にしないと カッパの駒井に怒られるぞ 文句があるなら自分で翻訳しろって カッパは古典やらなくていいから梶山季之を再刊してほしい 新潮や岩波と比べると弱小で本屋にも無い場合が多いこのシリーズを存続させるためには 予算を削減し、チェックを省き、誤訳の指摘にはご自分で訳してみてはと言い張るしかないんだ つまり新潮や岩波で出てる本ならここのを買う必要は無し 戦争と平和、全冊大人買いしました 読み終える頃、ちょうど寿命を迎えると思います >>847 新潮の新訳を買う前にこっちを買っていた>老人と海 赤と黒は有名だから、色々な訳文があるのもオモシロイ。 角川文庫の大久保和郎は、端正な訳文だと思う。日本語として若干古くなりはじめてるから、いま風の感覚で若者がサクサク読む分には光文社古典新訳みたいのでも好適だろう パルムの僧院マダァー? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン タイトルを『野崎歓の赤と黒』に改題すればいいんじゃね? 『野崎歓のパルムの僧院』も出してほしい 大久保訳は グーテンベルク21に入っててkindleとかで読めるな なんか気になってきた 壁を建立 どういう脈絡なのか? もっと微妙なミスならわかるが こんな中学生でもわかる言葉の使い方を 下訳 学者 校正が誤りとして犯すだろうか? 意識的以外にあり得るだろうか? さらにそう考えるのが常人だとも思う >>825 こんな事言う出版社の本買いたくないってなる スタンダールは昔読んだきりで最近はご無沙汰だね 本棚には岩波文庫『赤と黒』『パルムの僧院』、角川文庫『カストロの尼・他四篇』がある スタンダール全集『アルマンス』も買ったが、まだ読んでおらず、どこかにあるはずだ 野崎歓は自分にとってトゥーサンの訳者で、それ以上の存在ではない 具体例を挙げて論文で指摘されようが「嫌な感じがした」から駄目だよね 野崎歓は尊敬に浴するよね >>862 貴方はいつもの蔵書披露さんでしょ? 凄いよね 有益なレスでありがたい >>864 君は文学板の書き込みを毎日チェックしている暇人なのか 鬱陶しいから、ロムるだけにしておきなさい みんな自分の好きな仏文学翻訳家を用意してるんだろう 英文学の翻訳家はたくさんいるからな >>864 君は確か中央学院大学出身だったな 自分を大きく見せていたつもりだろうが、 生徒たちは君が頭悪いのを見抜いていたぞ >>866 いないよ。探しているが、これはと言う人は、見つからない。福永武彦の『パリの憂愁』は、いいと思う。あと菅野昭正も。 オレはただ純粋に「凄いね」って言ったのに 誰かと勘違いしてしつこくレスするオッサンうざいw たぶん、読解力もないんだろうな 古本屋で本を見つけても読みもしないでコレクションするだけ 古本の倉庫番みたいで超うけるw 蔵書コレクションさんは確かにすぐ分かる。 数年前から見分けつくw でも悪意ある書き込みや攻撃はしないし、最近は愉快な人物だと思うようになったわ 10月新刊シローネ著『フォンタマーラ』(齋藤ゆかり訳)明日13日発売あげ >>855 翻訳者を招いたWeb講演会を紀伊國屋書店が定期的にやってるんだけど、講師として呼んでくれないかな〜 質疑応答の展開が気になる 【これから出る本】 2021年11月『未成年1』ドストエフスキー/亀山郁夫訳 2021年11月『フロイト、無意識について語る』フロイト/中山元訳 2021年12月『イタリア紀行(上・下)』ゲーテ/鈴木芳子訳 >>874 フロイトって哲学でも文学でもないよな? 50歳を過ぎたベラスケスはもはや事物を描こうとはせず、黄昏の光と共に物(オブジェ) の周辺をさまよい、物質の影と面に息ずく多彩な動機を沈黙の交響楽の見えざる核とした。 彼がひたすら描いたのは、互いに浸透し合う形と色との神秘的な交換の人知れぬ展開と継続、 いかなる中止も飛躍も、告発も断続もない動きだった 空間が支配する大気の波が事物の面を滑り、事物を定義し形づくる光芒に滲み込んで、到る所に その芳香とこだまを拡散して、無限の光の埃となって四方に拡がって行く。 彼が生きた世界は暗かった。頽廃の王、病める子供達、白痴に小人、廃失者達... 幾人かの道化達は貴公子然と振舞い、自らを笑い者としながら無法者どもを笑わせていた。 宮廷の作法と詐術と虚言に締めつけられ、告白と懺悟で縛られていた。 盗み聴きと火刑裁判と沈黙、ノスタルジックな魂のさまよい、醜さも悲しみもなく、 惨めな少年期の残酷な思い出もない。 ベラスケスは夕べの画家だ。空間(ひろがり)と沈黙の画家なのだ。 画を描くのが白昼であろうと密室であろうと、戦争や狩りの叫びが聞こえようと彼は変わらない。 昼間は外に出なかった。空気が燃え陽が焼けつくから。スペインの画家は夕べと親しんだ。 >>875 もはや学術書というより文献自体が古典化してるからな イタリア紀行の新訳は楽しみ モームの人間のしがらみは来年みたいだな ◆【オンライン】書籍『私が本からもらったもの』の発売を記念して、蜂飼耳×駒井稔の対談が行われます 「WATERRAS BOOK FES2020」で行われた配信企画「翻訳者×駒井稔による台本のないラジオ」が、駒井稔編著『私が本からもらったもの──翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)として書籍化され、10月8日より発売中です。光文社古典新訳文庫創刊編集長の駒井稔を聞き手に、8人の翻訳者により語られる本にまつわる数々の思い出話。光文社古典新訳文庫でも訳書多数の翻訳者たちが、「あなたが本からもらったものは何ですか?」という問いに、魅力的なエピソードとユニークな読書歴を交えて答えます。 今回、刊行記念イベントとして、共著者の一人である蜂飼耳さんをゲストに再び駒井稔を聞き手として対談が行われます。下記URLよりお申込みくださいませ。 日 時:10月29日(金) 18:30〜20:00 参加費:無料 配 信:YouTube Liveにて配信(申し込み完了後にダウンロード可能なPDFファイルに記載の配信URLからご視聴ください) https://waterrasbookfes.com/2021event06.html メリメのカルメン、タマンゴを読んだ メリメがこんなにおもしろい作家だとは知らなかった。タマンゴはまったく知らない話だったが夢中で読んだ カルメンはオペラのイメージと違って暗くて悲しかった うんメリメを制覇したくなった 人物描写がすばらしくて、その人物がなにを考えてどう行動するかその動きが手に取るように伝わってくる メドルマーチ1巻読み始めた。 今、文庫ですら1500円越えてくるとは知らなかった。 単行本のミドルマーチは上下で1万円位の値段だから、文庫はそれでも助かるよ。たしかにちょっと前より高くなってるけどね がんばってPenguin Classicsで原書を読んだ方がいいかもな 途中で、送信してしまった。 遥か昔に受験やったけど、英語はほぼ忘れたから、さすがに原書は無料。 ちょっと前にマクミランとかペンギンリーダーズの優しいを読むのがやっとだったから。 そこで、フロス河の水車場に出会って、今ミドルマーチ読んでる。 >>889 エリオットのロモラやダニエル・デロンダはおもしろい?全集出てるけど ロモラはミドルマーチになるための過程って感じだった サイラスマーナーではなく 女主人公の小説を書く試みというか練習になっている なるほど、それならロモラをミドルマーチより先に読もうかなあ 10月読書会ペストはおもしろかった 11月読書会は11月25日(木)18:30〜ビュルガー『ほら吹き男爵の冒険』訳者酒寄進一さんを迎えて 紀伊國屋書店の電子書籍サービスKinoppyで電子版カミュ『ペスト』を10月31日までの期間限定で500円で販売する イタリア紀行(上) 2200円 978-4-334-75454-9 イタリア紀行 (下) 1100円 978-4-334-75455-6 ともに2021年12月14日発売予定 >>895 分量的にイタリア紀行と第二次ローマ滞在で分けた感じかな? どちらにしろ楽しみ 図版がそれなりに入ってるといいな 上巻2200円高い!と思ったけど岩波は三分冊で三千円程度だから今回は安い方だね スピノザ『エチカ』新訳が欲しいな。岩波も中公も半世紀前くらいだったはずだし。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる