光文社古典新訳文庫17
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>>87 夏目漱石の坊ちゃん読んだ事ある人何%いるのよ 親が読書家とか文学部青年じゃないとなかなか長編小説に時間使わないだろう若者はInstagram見てるよ >>88 さすがにディケンズとオースティン作品と若草物語は読破率高いのな オリバーとデイヴィッドは長いが読んでる人が多いね。長さの問題より英国人にとって親しみやすいから読まれているのだろうかね そりゃあ趣味だから 501、さらにはビンテージの501を 履いたことがある人と同じようなもんだろう 「オリバーツイスト」って面白いかね? 他のディケンズは読めたけど、あれだけは退屈で読めなかったわ 大菩薩峠は一章読んだな。呆れるほど延々と続くと知ってやめた 長くてもちゃんと完結してるものなら読みたい。失われた時を求めてや、チボー家とか >>95 主人公がどちらかというと狂言回しだからな、その点はオースティンのマンスフィールド・パークに似てる オリバーは新潮の加賀山卓朗訳で読んだけどそこそこ面白かった 二都物語もだけどあれくらいの分量なら一冊本にして欲しいわ イギリス人やフランス人の読書状況はどんなだろう。やっぱりスマホやゲームに時間を取られて本を読む人は減っているのかな プラトンのプロタゴラスを読んだが哲学者はこんなに突き詰めてものを考えるのだなあ〜と驚くやら呆れるやら 何回も読んで主張を整理して捉えないときちんと理解できそうにない ラ・ボエームを読んでるがこれおもしろいな。パリの若き貧乏なボヘミアンたちの笑える日常。ろくでなしばかり出てくる ラ・ボエーム俺も読んでみるわ オペラの原作は面白い時が多い 椿姫、マノンレスコー、サロメ 光古には早急にコンラッド『ノストローモ』の新訳を出してほしい。コンラッドの最高傑作が約50年前の筑摩でしか読めないうえに絶版で希少本化してる状況は控えめに言って異常。 編集部はここを見てるかもしれないから希望を取り入れてくれるといいね でも古典の新訳って埋もれてるものの中から掘り起こすものが多いからなにを読者が望んでいるか、探り当てるのは難しそうだ 皆が潜在的に実は読みたくて、ある程度数が売れて、なんて都合の良い作品はそうそうないもんな >>104 あれは英語原文が相当な難物なので、 訳せる人があまりいない まともな労働経験が無いせいか、 まるでドラえもんがポケットから道具を出すかのように、 営利企業の営利行為について、簡単に考えている者もいると思う スッタニパータ ブッダの言葉(光文社古典新訳文庫)今枝由郎 (訳) 税込:1,298円 2022年3月15日発売予定 ISBN:978-4-334-75459-4 本日新刊発売日あげ 『人間のしがらみ』著)サマセット・モーム 訳)河合祥一郎 上下巻とも1430円 人間のしがらみ買ってきた。 続刊にマゾッホの毛皮をきたヴィーナス >>110 hontoは予約開始だがアマゾンは予約枠が見当たらない 発売日次第ではコロナ論5と一緒に買いたい 向こうもワクチン接種までに発売したい旨手を尽くしているみたいだしな メルマガより抜粋 【新刊情報・2月15日発売】 ★『人間のしがらみ(上・下)』 モーム/河合祥一郎訳 各巻定価1,430円 英国の文豪サマセット・モームの自伝的長編小説を上下巻にて刊行します。これまで『人間の絆』のタイトルで翻訳されてきましたが、古典新訳文庫では『人間のしがらみ』に。タイトルまで「新訳」は本レーベルでも久しぶりです。もともと「絆」の語は「断つことのできない結びつき」「束縛」の意味を内包していましたが、今は「大切な結びつき」などポジティブな意味ばかりが強調されて使われ、原意に即さない言葉となってしまったため、「しがらみ」の語を選びました。 (以下省略) 【これから出る本】 2022年3月『スッタニパータ ブッダの言葉』今枝由郎訳 2022年4月『街と犬たち』バルガス・ジョサ/寺尾隆吉訳 以下続刊 『毛皮を着たヴィーナス』マゾッホ/許 光俊 訳 以下続刊 『毛皮を着たヴィーナス』マゾッホ/許 光俊 訳 クラシック音楽ファンならこの翻訳者について言いたい事あるよな? >>116 もっとも悲劇的な、苦渋に満ちた交響曲を書いた人は誰か? 耳が聞こえず孤独に悩んだベートーヴェンだろうか。ペシミストだったチャイコフスキーか。それとも、妻のことで悩んだマーラーか。死の不安に怯えていたショスタコーヴィチか。あるいは・・・。 もちろん世界中に存在するすべての交響曲を聴いたわけではないが、知っている範囲でよいというなら、私の答は決まっている。佐村河内守(さむらごうち まもる)の交響曲第1番である。 maughamのof human bondageは新潮でもこないだ新訳出たばっかだろ 流石にタイミングどうなんこれ プルーストもアルプスの少女ハイジも小公子も小公女もかぶってますわ 新訳が求められる周期みたいなものがあるのかねえ 初訳する能力のある翻訳者が光文社界隈にいないだけだろ 文学や芸術など、その年度によっていろいろとテーマを変えながら、考察します。 授業は週に一度、普通の教室で行われます。あとは、個々で知識を深めるなり経験を積むなり好きにしてください。 名画にたとえるなら、「最後の晩餐」のようにドラマティックで、「モナリザ」のように微笑し、「天地創造」のように崇高で、「鳥獣戯画」のように諧謔がある授業になるとよいとは思います。 文学にたとえるなら、川端康成です。感じ取れる人は感じ取れるでしょう。わからない人にはわからないでしょう。『雪国』、あの最後の1行のようでありたいものです ラ・ボエーム読み終わった。笑いあり涙ありでおもしろかったしお気楽に過ごしてばかりではないところも書かれててリアルだった 解説を読んだら作者自身の実体験や人間関係が反映されているそうだからリアルなのは当然なのかな もっと多くの人に読まれて人気が出てもいい作品だと思った >>114 にあるように"bondage" を絆と訳したのは昔は絆にネガティブな捉え方が多かったのかな。自分は50代だが温かみを感じる単語という認識 意味ではなくて絆の使われ方受け止め方が変わったのでは。 >>129 それは言葉の意味が変化したと言うこととは違うかな? >>130 絆に新しい意味が付加されたわけではなくて、元からある意味のうちポジティブな部分の使われ方が増えたと捉えてるのだけど違うかな? bondageって奴隷の状態なんだ そういえばあのボンデージなんだな だったら『緊縛の日々』でも良いのか 団鬼六みたいだけど 古典新訳文庫は今月で通巻353巻目だってさ。けっこう多いな 本日より2月27日まで、今月読書会で取り上げる『ラ・ボエーム』を紀伊國屋書店の電子書籍で通常1408円のところ500円で販売中 闇の奥 三つの物語 ご遺体 クレーヴの奥方 八月の光 ミドルマーチ 感情教育 プラトン全部 個人的にこの辺はオススメ 地図や図版、人物紹介等で全体像が把握しやすいのは初心者にやさしくていい >>137 ご遺体だけ読んだけどあまりにブラックな笑いで作者はニヤニヤしながら書いたんだろうな〜と思った でも品切れなんだよね 「ご遺体」はトニー・リチャードソン監督によって映画化されているらしい イーヴリン・ウォーは最高傑作らしい「一握の塵」を読みたい 本屋で「人間のしがらみ」をさらっと立ち読みしてみたけど、かなり良い感じだと思った。フィリップの年譜なんてもんまで付いてたw 少なくとも中野訳よりは読みやすい。買うか迷ったけど、結局今回は買わなかった。 >>139 確かにイギリスでは最高傑作との評価だが、読んだところつまらなかった 『ブライヅヘッドふたたび』の方がはるかに素晴らしい 日本人とイギリス人の好みはかなり違う ミドルマーチは確かに良かったな 日本で知名度ないのが不思議だわ 得意な書き方だったSilas Marnerから苦心してMiddlemarchできちんと女性を主人公にできた点が偉大だわ ジョージ・エリオットをそこまで読み込むなんてスゴいな。おれはサイラスマーナーもミドルマーチもこれからだ 次回読書会は3月31日(木)18:30〜 ジッド『法王庁の抜け穴』訳者・三ツ堀広一郎さんを迎えて 法王庁の抜け穴はジッドで一番おもしろいと岩波文庫スレに書いてあったな >>143 日本で知名度がないのは、メジャーな文庫、 新潮や岩波に入ったことがないからだね 『フロス河の水車場』はまだ一度も文庫になっていない 一番好きなエリオット作品だけど 訳者あとがきを読めばわかるが、三ツ堀さんは石川訳へのリスペクトを踏まえた上で現代人に読みやすい訳を上梓した どこかの亀山と違って先訳者への畏敬の念を持ってるのは素晴らしい >>150 三ツ堀センセを褒めるにあたって他の訳者を下げるのはやめようよ そんなに亀山のカラマーゾフはひどいのか? 光文社で買うか、岩波で買うか真剣に悩んでいる。両方読む元気はないし。 身体は大人でも 精神がまだ大人になりきれていないのかもしれないね 俺はやたら間伸びしている感じで疲れた 新潮や岩波で4、5回読んだと思うけど こんなことは初めてでドスト自体なんか苦手になった 無理して最後まで読まずに途中でやめればよかった >>152 佐藤優 「カラマーゾフの兄弟の新訳は実にすばらしい。 もともと亀山先生の翻訳は、ドストエフスキー以外についても正確で読みやすいという定評があります。 (略) 重箱の隅をつっつくような解釈の違いをあげつらって、「亀山の誤訳を見つけた」と騒ぐような輩がロシア屋には多いですから。 (略) 亀山訳は、語法や文法上も実に丁寧で正確なのです。これまでの有名な先行訳のおかしい部分はきちんと訳し直している。」 (『ロシア 闇と魂の国家』亀山郁夫、佐藤優著 文春新書) 亀山は日本語がそもそもおかしい。 二重敬語だし、質問文も〇〇ですか?では無く、〇〇です?というのが散見されるので、読むのが嫌になった。 >>153 身体は大人ではなくて、もう老人です。精神は分からないけど。 まずは岩波文庫で読んでみる。そのあと何かあったら、亀山訳を手に取るわ。 『カラマーゾフの兄弟』は新潮の原卓也訳と岩波の米川正夫訳を持っている 文体自体はリズムのある米川訳が好きだが、現代では使われない難解な漢語が 時々出てくるのが厄介で、そのたびに意味を調べる羽目になる カラマーゾフは知らないけど、罪と罰は米川、池田健太郎訳と読み比べて亀山訳に特におかしな印象は抱かなかった。ふつうだったよ 訳文にこだわる人の多くは先行訳の訳文と比べて亀山訳が違う、といっているに過ぎないのでは それよりも、罪と罰では集英社の小泉猛訳は訳者本人が挑戦的な翻訳とかいう言い方をしていたが、ラスコーリニコフがソーニャをお前呼ばわりするなど、けっこう印象が違った 他の人たちにも小泉訳を読み比べて欲しい 亀山郁夫は米川訳のようなリズムのある翻訳を目指したという 亀山訳が異常に売れたものだから、ロシア文学者が嫉妬して、 あれこれ難癖をつけているだけだ おかしいなら、具体的な箇所を指摘すべきだが、それもない 古典新訳文庫でまったく問題ないと思うけど、父称を省略するのはロシア文学っぽくないと思うの いったんは米川訳ときめたが、迷うなあ。こうなったら本屋で冒頭1ページくらいを比べてみて、読み易そうな方にする。 単純に読みやすいんだと亀山だけど 米川の方を先に知っていてドストの文はこういう引っ掛かりのある文だと感じていると、 亀山の方は文が流れていって内容が刻まれないみたいな感じ。 最初に米川でカラマーゾフの兄弟を読むと、他の翻訳では物足りなく感じる。 米川正夫や豊島与志雄の訳文は文学としてのレベルが高い気がする。豊島は作家もやってたのだから日本語表現がすばらしいのは当然かもしれない >>160 >おかしいなら、具体的な箇所を指摘すべきだが、それもない ないことはない 実際のおかしい箇所を挙げて指摘している人はいる ロシア語が分からないからその指摘が正しいのかどうか判断できないんです… >>168 ちらっとググったら https://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost117a.htm が最初に出てきた。 誤訳とか別にして指摘されてる訳文を、ただ読むだけでも、亀山訳は米川訳に比べて 読みづらい感じがする。 赤と黒もかもしれないけど学者の翻訳ってのはこういうのかな。 亀山の読解力はすごいんだろうけど本人の国語力がそれについていけてないんだろうな 亀山の訳は、『白痴』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』は完読したけど、訳が軽すぎて、本当にドストエフスキーが書いたのか?と思う位現代風の訳になっていると思う。 原卓也訳の『カラマーゾフの兄弟』のグルーシェンカのこの言葉が好きなんだけど [原訳] 第7編アリョーシャ (3)一本の葱 「それと、もう一つ付け加えてちょうだい。グルーシェニカは人生のほんのいっとき、ほんの一時だけお兄さんを好きになったことがあるの、 それも、そのひとときをお兄さんが一生おぼえていてくれるくらい、愛したのよ。 だから、グルーシェニカが一生忘れないでと言ったって、伝えてちょうだい!」 しかし、「それも、そのひとときをお兄さんが一生おぼえていてくれるくらい、愛したのよ。」は、他の訳書にはないから原文にないようだ [米川訳] 「それからまだあるのよ、――グルーシェンカは一とき、たった一ときあの人を愛したことがあるの、だからこの一ときを今後一生わすれないように、とこういい添えてちょうだい。 一生涯といってグルーシェンカが念を押したってね!……」 [江川訳] 「それからもうひと言、グルーシェンカは一時間だけあの人を愛したことがあるって、たったの一時間だけだけれど、愛したことがあるって。 だからその一時間を、これからの生涯けっして忘れないように、これはグルーシェンカの一生のお願いだって!……」 [亀山訳] 「それに、こう付けくわえてちょうだい。グルーシェニカはあなたを一時間だけ愛したことがある、たった一時間だけど、愛したことがあったって…… だから、この一時間のことを、これから一生忘れないでほしいって、グルーシェニカがそう言ってましたって、一生よ……」 [英訳] And add, too, that Grushenka loved him only one hour, only one short hour she loved him ー so let him remember that hour all his life ー say, 'Grushenka tells you to!' [独訳] Und füge noch hinzu, daß Gruschenka ihn ein Stündchen lang geliebt hat, nur ein Stündchen lang, und er soll sich an dieses Stündchen von nun an sein Leben lang erinnern! Sag ihm, mit diesen Worten habe Gruschenka es dir aufgetragen: 'Sein Leben lang' ... 江川訳の「これはグルーシェンカの一生のお願いだって!」も原文とは違う 米川訳は英訳に近く、亀山訳は独訳に近い >>173 底本が違うとかで、そもそものロシア語原文に相違があるということはないのかな 罪と罰で、とある一文が訳本によってあったりなかったりというのは見たことがあるよ ドストの亀山訳の話題は昔から定期的に盛り上がるよなあ >>173 訳の正確性はわからんが、江川訳と亀山役の「一時間」は日本語として違和感強いな。「ほんのいっとき」の意味で「一時間」と表現することってないよね? 米川訳見てきたけど、字が小さすぎて老人の目にはきつい。訳そのものよりも、活字の問題で亀山訳にせざるを得ないかも。 >>177 ‘ひととき’‘いっとき’というと具体的な経過時間は曖昧だけどまあ短い間だったんだろうなと刹那的なイメージが湧くが ‘一時間’というと時間の物理計測単位が入っているように感じて 「60分間メカニカルに時間計って愛し合ったのかw」と変な印象になるよな >>173 この文章の中では、米川>亀山>原>江川、だな 米川は、いっとき、いっとき、いっとき、一生、いい添え、一生涯、と 簡潔な文章の中に韻を踏むようなリズム感を醸し出している。 米川は日本の伝統芸能も好きで知識が深いんだよな。あの時代の文学関係者はみなそうだろうけど。江川卓も歌舞伎知ってるし 米川訳の罪と罰で、三番叟という単語が出てきたときには驚いた。当時は読者にもそれで意味が通じたのだろう >>173 カラマに限った話ではなく江川訳には良いイメージがあったけど、こうやって並べると原訳と米川訳が良くて江川訳と亀山訳が微妙に見える。 てか、流石に「一時間」は普通の日本語の感覚として受け入れ難い。 そして、若い女性の言葉遣いとしての自然さという意味では、やはり亀山訳はなかなか良いね。 個人的感想としては、原訳>米川訳>亀山訳>江川訳、かな。米川訳なんて古びた骨董品だと思ってたのに、これを見るとなかなか良い感じだったのが意外過ぎた。 出版社が自社文庫に入ってるものを新訳する基準はなんなのか知りたい。新しくするのとずーっとそのままのやつと何が違うのだろ >>184 旧くても心に残る良い訳はあるよね。日本語としてよく書けてるってことなのかな そうだな。でも反対もある。堀口大學の『山師トマ』なんぞ読みづらくて仕方ない。光文社新訳文庫でどんどんコクトー出してくれ。でもコクトーなんて需要ないか。 古典新訳文庫に入ってるからとりあえず読んでみようかな、と思って特に関心がない作家を読んで感銘を受けたことがある 出してくれれば読む機会になりうるよ 本屋で角川文庫の椿姫をパラパラみてたら、翻訳者の西永良成が、以前は光文社で出した椿姫が絶版になってしまった、惜しむ声があったがそんな折りに角川文庫が出してくれることになったので光文社で出したものを改訂して出しなおすことができた、ありがとう角川書店、みたいな一文が載っていた でも光文社はいまは永田千奈という別の翻訳者で椿姫をわざわざ出しなおしてる 出版社と翻訳者の間でトラブルでもあったのかね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる