三島由紀夫Part64
筋肉はついても運動神経的なものはつかなかったみたいだ
それはボクシングでも空手でも、彼の稽古の姿を見れば一目瞭然
それは単なる事実でしかないのだが、
問題は、多分それらの指導者が、三島の名声に遠慮する形で
おそらく褒めちぎったであろうことで、
それにより彼が大いなる勘違いを増大させたことにあるだろう
少し本気を出してぶん殴ってやれば、彼の妄想も現実に引き戻されたかも 三島は剣道の継足が出来なかったらしいが、継足の合理性をちゃんと教えてやる先生がいなかったんだろう。
継足を覚えないと、第一歩目のスピードが身に付かない。
階段をステップを叩きながら降りて来る継足は音楽でもある。 >>345
武道と武術をごっちゃにしていると思う。
実際の戦闘では武道は役に立たないだろう。
武道はむしろ太平の世に精神鍛錬で発達したもの。
石川淳は三島がいくら剣道をやっていても実践ではないと看破していた。
「道」なんて無意味だとさ。
実践といえるのは神田のお神輿体験であって、こっちの方が本物だと。 >>348
武術と武道の混同の指摘サンクス。
訂正 古代の武道→古代の武術 >>345
アキレウスの踵やトロイアの木馬の話は? >>349
このスレで武術論を戦わしてるようなもんかな? >>349
石川淳の現代語訳・上田秋成雨月物語所収の短編「菊花の契り」の最後の丈部左門が単身、義兄の仇の陣内に入って、
かたき討ちの口上を述べ終わる寸前、仇の赤穴丹治に抜き打ちに切りつけ、をただ一刀にたおし、騒ぎになる暇に逃れ出るところの
石川の文が良いんだよ。この良さが分からない人はしょうがないが、石川は相当剣術を研究してる。 >>356
最初にレスしたのはお前だ。
何も言わず黙ってろ馬鹿阿保カス。 >>357
その程度のレスしかできないのが、お前の知的レベル。 剣道が無意味だと言っていて剣術を相当研究しているということは、実際の斬り合いをやったか見たか以外にはないということだよね?
文章で読んで分かった気になるなんて実践以前の問題だし 三島さんは日本人が絶対者を求める民族だと言って天皇を担ぎ上げたけど今はアイドルとかvtuberとかアニメのキャラクターがその絶対者の役割をしてる部分もあるね そういうところはあんなに文才のあった人なのに単純な世代論で切れてしまうのでつまらない >>362
それは特殊な趣味の極少数、ほんの数パーセントの人達だけの話だな。 >>362
日本人に限らないよね。
世界でも絶対者を求めない人間の方が少ないだろ。 相当剣術を研究した石川でも三島のように自分の腹は切れねえんじゃねーのwwwwwwwwwwwwww 勝手な思い込みで論を進めている人が多いのは今さらだけれども・・・
三島と石川は三島の晩年に2回対談している。
石川は三島に剣道は無意味、剣術というべきといっている。
そういわれて、別に三島はそれを否定しなかった。
それとこれは石川の慧眼だが、今後、三島君は変わるだろうと石川は言った。
ただ、さすがの石川も役人のたむろするところで派手な演説をしてハラキリをするとは思っていなかっただろうね。 喧嘩さえしたことない動画見てるだけの格闘技オタクが、実戦ではこうやりゃ勝てるんだと言ってるのと何が違うんだ >>369
正にそれについて、三島と石川は話しているよ お前らとは違うって何だ
この前自衛隊で銃をぶっぱなした奴でも書き込んでんのか >>372
明治維新にまつわるテロはどう考えてたの?
反政権側の実力行使はみんなテロだよね?
逆に政権側の違法な実力行使はテロではないのかな? 剣道でも格闘技でも、カジった奴の御託はみっともないよね。
自分で理論を突き詰めたわけでもなく、”師”からの話だったり、だれかの本の受け売りだったりだからね。
ただの格闘技愛好家である自分の場合、一番納得した武術論は大山倍達だったな。
極意は極めて単純に、パワーとスピード。
剣術の伝説でも、宮本武蔵は巨漢でパワーとスピードがもの凄いから勝てたと言われている。
いろいろな武術の極意とはどんなものなんだろう? >>374
対談を読みたかったら「夷斎座談」(中公文庫)の上下巻を古本で見つけたらいい。
因みにテロリストのモラルはその場で死ぬことだとご両人とも同意している。死ぬ覚悟でやるんじゃない。はじめから死ぬのを決めてやるのだと。テロリストが生き延びるなんて考えられないとさ。 >>376
そんなくだらないこと言ってるの?w
二人とも相当なバカだな。
もっとも、天寿を全うした衒学作家と死にたいだけの作家では、その中身はだいぶ違ってたんだろう。
どちらにしても、その話にもっとも欠けてるのは坂口安吾のリアリティだな。 >>378
自他ともに認める大ボラ吹きだけど、強かったことだけは間違いない。 >>380
ヤクザではないが、日本での南北朝鮮人の争いに勝ち抜いたことは確かだ。 実戦経験の有無さえ取り沙汰されるくらい虚実入り乱れた伝説みたいな話ばっかだと思うんだけど、「確かだ」というのは何をもってして「確かだ」と言えるんだろう >>382
ドキュメンタリーとして書かれた『大山倍達正伝』という本によれば、アメリカでのポスター、複数の朝鮮人の証言、大山の親族の証言、当時の新聞などの各種資料があるそうだ。
この著者である二人の編集者が嘘を書いてるなら、自分には確認する術はない。 長渕剛
「今の日本はアメリカかぶれが酷くてやたら横文字を使ったりする。
英霊が護った美しき国土と文化を破壊する行為。
60年前の戦いに殉じた日本の男たちに対する鎮魂歌
『クローズ・ユア・アイズ』。聴いてくれ」 仮に本当に大山がリングにあがっていたとしてもプロレスのリングだろ
プロレスはプロレスだぞ >>385
大山はアメリカでプロレスやサーカスの余興として出ている。
自分のこぶしを見物人にハンマーで殴らせるという荒業の見せ物だったそうだ。
プロレスの試合をしたかどうかは知らない。 >>384
それしかネタないの?
みんなとっくの昔に飽きとうし、だいたい長渕はそんな事言ってもないし 三島だって似たような事をいっていながら、西洋風の家の庭にアポロの模造を置いて住んでいた。 細かいことにこだわるなよ。
右翼というのは変幻自在。
豊饒の海のラストシーンを思い出さないと。 で
石川は自分の腹は切ったのかwwwwwwwwwwww机上理論なら俺でも言えるわwwwwwwwwwwwwwwwwww >>384
いつの頃からか、長渕さんは戦争に行った兵士の死を美化することに傾倒するようになった。で、実際に
あの戦争でどんなことがあったか、総体は見ない或いは見たくないのかもしれないが。美談しか視ない
で戦争を語りつくすことは不可能。あのclose your eyesはその美談の典型。だからたしかに美しい歌だが
根本から言えば戦争については美談でしか歌わない欠損を持ってる。その欠けたものが何か、今の彼は
見えないのか見たくないのかどっちにしろ認識上の欠陥をそのまま歌ってるだからイマイチ説得力がない。
YouTubeに、彼が自衛隊の所有だろう戦艦のうえでこの歌を歌ってる動画がUPされてる。こういうことを
やってる彼には戦争の総体を知ってくださいと言うしかない。イタイですはっきり。ついでに言えば
あのCLOSE YOUR EYESて歌。彼の1989年代のアルバム『LICENSE』収録の「何の矛盾もない」に
曲調やメロディがそっくり。つまり自己模倣してる。しかしわかりやすさでいうと「何の矛盾もない」のほうが単純な
恋歌で国家も時代もないのではるかにわかりやすい。もっといえばああいう自己模倣をやらなきゃいけない
背景に、歌うモチーフの稀薄化があると思います。稀薄化とともにメロディが湧かなくなってるんじゃないか。
2000年頃から彼は、かつてのように歌うことでしか自己を救えなかった、
そこから変貌して、何を歌えばいいのかはっきりしなくなってきたんじゃないかと思う。
なんではっきりしなくなってきたのか。知らないが、かつてのような社会の底辺からの視点で歌を書くことを
しなくなってきた。まあ単純にリッチになって高級なジムにも通えるようになったし、筋肉もついたし(笑)
病弱コンプレックスもなくなったし、昔みたいにウジウジ悩まなくても良くなった。でしかし歌は書けなくなった。
そこから国家や民族や戦争の装飾に傾倒するようになったみたいでイタイし筋肉とは比例して
精神が硬直化、視野が狭まり、今みたいに首をかしげる歴史の装飾の後ろ盾がないと歌えないという事態になってる。
誰かが教えてやったほうがいい。誰も言わないんだろうが実はイタイと思われてるんだって。
長渕剛 - CLOSE YOUR EYES
https://www.youtube.com/watch?v=pN0yRYR929E&t=7s
長渕剛 何の矛盾もない
https://www.youtube.com/watch?v=hIxzvWnG-RA >>392
失礼。
>彼の1989年代のアルバム『LICENSE』
ではなくて1980年代のアルバムですね。正確には1987年のようですね。 三島のスレで長渕の話が持ち上がってしまうのも、所詮は同質と思われる二者の心意気に感化された、観衆の概念的な情動に因るものか。
ま、何れにしても、三島の哲学論は、不変の原理を以て、何れはこの緩み切った日本に、鞭なる刺激を与えてくれるであろう >>394
緩んでいるのは悪いことなの?
WW2の緊張した時間が必要で、大量殺人を犯すことが良いことなの? >>395
是非、可否、正邪という二元論に終始している時点で、論駁する価値にも値しないとは思う所であるが、
緩んだ時流の、負の産物の典型例は、すしペロにこそ在ると思うけどな
あの事件から学ぶ点など皆無だろうに。この衰退途上と謳われる、憂わざるを得ない日本経済も然る事ながら。 >>396
それで、なにが言いたいの?
大量殺人はどう思うの?
”すしペロ”は殺人以上の悪なの?
逃げずに考えてごらん。 >>397
何? その大量殺人て?
現代日本社会が緩いと言っただけで、誰もそんな事には一切触れてないけど?
極論に逃げてるのはお前さんだろうに(憫笑) >>398
触れてないのは想像力の不足。
とても三島を語る資格はないよw
いまでも世界中で戦争があり非常に多くの人が死んでいる。 >>399
そんな事今更言うまでもないし、上から目線で講釈垂れられる筋合いもない
何様のつもりか知らないが、お前さんは人のレスに文つけなければ気が済まない、単なるレスコジキみたいだな
そんな奴には三島どころか、何を論じる資格も無いだろう(憫笑) >>400
そのレスに象徴されるように、僕が上から目線なんじゃなくて、君が下過ぎるんだよ。
人を殺すことの是非も問えないなら、社会のことはもちろん、三島の死に関してもなにも主張する資格はない。
社会が緩いだの平和ボケ(言ってなかったっけ?w)だのと能書きを垂れる君のレベルはそんな程度。 私の父親は戦争中だかその合間だか、サイパン島に行っていたらしい。で現地人に農業を教えて楽しかった
、と私に話したことがある。現地人は喜んでいるし自分は戦争責任はないかのように。しかし父親は一方
満州で戦車にも乗っていたらしい。そこでまさに殺し合いに従事していたわけだ。殺し合いを経験したこと
が誇りだったのかどうかは知らない。また、軍隊で先輩にいじめられてキレて銃剣を突き付けたことがある
とも言っていた。ようするに戦争といっても何に重点をおくかで語ることは違うってことでしょう。
それが総体をみるということである。しかし、そういった何層もの重層的な視点をもって、なおかつ
その後に戦争を語ることは可能だと思います。三島さんは実際には従軍してはいない。或いは行っても彼なら
最高司令部に陣取って前線には行かずに済んだかもしれない。ようするに理想化しているところが多々あった
に違いない。実際に従軍したらうちの父親と一緒でいじめられて厭になったかもしれないですよ。ひ弱だった
わけだから。或いはそれこそキレて先輩を殺してしまったり。自衛隊経験といってもそもそも三島先生だから。
手加減されたに決まってる。言われなくても分かり切ってる(笑)或いは三島さんの理想化する通りの
イメージしか視えないようにしただろう。最後の日には現実を彼は知ったわけだけど。野次り倒されて。
自衛隊の実際の意識がいかばかりのものか。いかに自分が勝手な理想化しかしてなかったか。 それと最近あった銃乱射事件で分かるように、自衛隊員といっても色々千差万別。私の昔遇った元自衛隊員でも
「僕はけっこう優秀だと言われてましたよ。銃の扱いが上手いって」と言ってる若者がいた。彼には日本に
ついての深い洞察もなにもない人です。現代っ子でね。女性を買うのが好きでね。三島さんの話が実際の
自衛隊には掠ってないってことは当時から自衛隊員には分かっていたでしょう。それでも三島さんに語って
もらえることで大変な宣伝にはなるから。面と向かっては何も言わずにいたんでしょう最後の日までは。
そこを考えればかつての三島さん今の長渕さん・・・自衛隊が特別な場所だとか、日本人の心の砦だとかね。
そもそも軍隊が特別な場所だとか、魂のありかだとか。そもそも自衛隊だろうが現代日本の一部。インターネットが
遮断されてるわけじゃなし。聖域扱いするのは無理だと思いますよ。 >>401
はいはい、マウント取りたくて仕方がないみたいだね
お前さんのレスは、俺という個人の存在に拘わらず、常に高慢なんだよ
だいたい誰が三島の死について論じた? 誰が戦争について?
緩いと謳った俺の発言に、そういう二元論、或いは飛躍した反論しか出来ていない時点で、お前さんのレベルもたかが知れてるよ
↓
はい屁理屈マウントどうぞ(冷笑) >>404
これに懲りたら、二度とくだらないことに三島を引き合いに出すなよw
>三島の哲学論は、不変の原理を以て、何れはこの緩み切った日本に、鞭なる刺激を与えてくれるであろう >>405
ウレシ-何でも嬉しがる、目出度い性格を有した人物
ヨッテシ-直ぐに寄って入ろうとする短慮な人物
何方ももはや死語になって久しく、実社会で口にする者など殆ど見かけないが、憂わざるを得ない現代日本人を象徴するような語でもあり、所詮はお前さんも之に類する人物であった事は否めない
これに懲りたら、誰彼構わず手あたり次第にレスを付け、屁理屈論を命令口調で言い表すような莫迦な真似はやめたまえよ^^ >>406
君は日本語が不自由みたいだから、丁寧に繰り返しておくけど、君は現代の日本人のどういうところが気に入らないの?
もちろん、君が気にいるとか気にいらないとかいうことは、君以外にはなんの価値もないのに、そんなことを他人に押し付けようとしたがるのはなぜ? >>408
だから、何でお前さんは、何故、そうまでして他者に干渉するの?
俺はただ意見を述べてるだけ、想いを叙しているだけで、それを他者に強要した事など一度もない。押しつけてるのはお前さんだろうに
お前さん少々文学に精通しているかもしれないが、一人間としては、かなり欠陥のある人物みたいだな >>409
>三島の哲学論は、不変の原理を以て、何れはこの緩み切った日本に、鞭なる刺激を与えてくれるであろう
そうだな、カッコつけたいだけ、マウント取りたいだけの愚にもつかない与太話を相手にしてもしょうがないな。 相変わらずの過疎ぶりだから、敢えてレスしたい所なんだが、
緩いか硬いかという、個人的な好みでしかない二元論に、己が主観を以てマウントを取ろうとする、自称文学精通者か
やはり人という、憂わざるを得ない生命は、贋作とも言える、救い難い衆生だったんだな
そんな生命に生まれた俺も、所詮は、同類か
やれやれ... 三島さんの作品は一文一文が本気で書かれてる感じがして好きだ。ふとした文章に学ばされる。 >>414
そうやって一々優位に立とうとしている時点で、確かにお前さんなどとは同類ではないかもな
そして未だして、自他不二の精神すら持ち合わせていない、相変わらず目出度い性格のお前さんとはな
俺はそういう人間という、遍く衆生の中で最も滑稽で稚拙な生命が嫌いなだけ。俺とかお前さんといった、個人の存在などはどうでも良い >>415
くだらないこと書いてないで勉強しろよ。 やはり、そのドタマでは理解出来なかったかぁ~... >>417
繰り返しておくけど、日本語を勉強しろよ。 読解力ない奴が口にする常套句だな
日本語すら読めないとは。気の毒な事よ >>331
三島由紀夫は作家としては強靭な肉体の持ち主を目指していたのだろうが
平岡公威さんという存在としては
虚弱体質だったと思う >>422
作家として、つまり芸人としての強靭な肉体を目指していたのだろう。
芸人は上半身は鍛えても良いが、下半身は絶対に太かったり、ごつかったりしてはいけない。昔の歌舞伎役者の太い脚が見えたので、観客の総スカンを食らった話もある。
下半身を鍛えないと上半身に分厚い筋肉はつかないんだが。
下半身ががっしり安定すると芸が重くなってしまうような。
三島由紀夫には歌舞伎役者のような気構えがあったのかも。
昔、西川きよしが後輩の脚のごついのを「芸人がこんなゴツイ脚はいかんw」
筋肉の仮面で虚弱な体質を隠すのも芸人魂。 人間はものごとを理解するときに頭の中で物語の形にして認識する
だから何かが起こった時にそれに対する理解の仕方というのは人によって違ってくる
それを利用して言葉だけで擬似的に世界を構築するのが小説や落語や物語 8日早朝、佐賀市の道路脇で遺体で見つかった女性は福岡県内の高校生と分かりました。警察は自殺とみています。
午前6時ごろ、佐賀市鍋島町森田で「女性が倒れている」と近くの男性から110番通報がありました。
女性はその場で死亡が確認され、腹部に刺し傷があり、現場から刃物が見つかりました。
その後、所持品などから福岡県内に住む高校生と確認されました。現場の状況などから、警察は事件性はなく自殺とみています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d6a4871c17d45881c2fbc3315ca489068dad430
天晴れ、腹切り娘
介錯無し、三島を越えた 発見者が刺して通報したってオチだったりしてなwwwwwwwwパパ活していた高校生から別れを切り出されカッと……以下略wwwwwwww 三島と川端に秘められし真実とは
運命の物語の内容は真実なのか?
無論見てはないのだが >>426
三島信者(一水会とか特に)は、なぜ後追いしない?
「自民党政治に抗議して腹切りするニダ~」
と、やってみやがれ! 『仮面の告白』初めて読んでるけど。なんかあの最期に至るすべてがここにある、
という感想を前半で早くも抱いてしまう。この小説読んで晩年のあの思想を真に
受けるのも言ってみれば、有り得ないようにも思えてくる。ていうか、この1作
だけでもうこの人は分かった、という感じもしますね。初めから最期迄。吉本
隆明があの最期の後に「三島氏にたいして、私はいつもどこまで本気なのか?と
いう疑念があった。そして今こうなって、やはり本気かね?という疑いが消えない
」といった発言をしていた記憶がある。あの『仮面の告白』を読んでると、もう
分かったという感想が序盤で出てくるし、となると、この後のこの作家の作品は
いったい何だったのか、という疑念も出てくる。誰だったか「壮大な無駄」とか
言ってたような。まったく不思議な人だったというのはあるけども。 言ってみれば確信犯的に、作家生活の初めから終わりまで、突っ走った。すべて
が予定調和だったような。『仮面の告白』を辿れば。何かすべてが見通されてい
たかのような。なんだ、最初に全部さらけ出しておいて、あとはそこを変奏しな
がら辿っただけ。という既視感がある。 予めこの時点で既に予定された自殺であり、その自殺が美(意識)の完成であっ
たことまで素描されてる。となると用意周到に自殺の準備を整えて、決行しまし
た。成功しました。てことになる。 しかし現に彼は民間防衛組織まで組織して、男の涙迄共有して、あれは何ですか?
なんだけど。彼を信じた人間はバカだったんですか?と。そこまでは断定はしな
いけども。彼の本質をここで言ってしまうと。彼の真実とは、簡潔にいえば、
すべては両義的。すべては両義的である。矛盾してある。矛盾した形容とか
美とかがあることは彼の美でも文学でも言われてるけど、彼にとっての真実の
概念がそもそもいつでも反対の意味を湛えたものだった。虚としての実。
真としての偽。それは意味としてはあり得ないけども。意味としてはありえ
ないのにある。不思議なことに。生存としてはある。或いは意識としてはある。
或いは有るとしては有る。二重性としてはある。そこが彼だったんだと思います。 三島がこういう批評家的見方にたいして実は、とうに見通して、回答もしていたの
ではないか、という気もする。どっかで答えていたのではなかろうか。
「私はね、私の文学的出発点とかを引っ張り出して、そら三島はあの作品で、
すでに後年の彼の思想的進化をすでに予言していたのですと。言い張る人もいる
かもしれません。しかし、なんと言われても私はもう気にはしません。ああ、そう
見えますか。そうかもしれない。そう言うだけですよ。つまり他人が私のことを
どう云ったとしても別に構わない。好きなように評伝でも書いてください。分析
してみてください。大いに結構だと思います。但し私には私の使命があるので、
そういう分析に関わっている暇はない。どうぞ好きなように分析でも何でもして
みてください。私が言うにはそれだけですね。どうぞ好きなように書いてください
。」どっかでこういう発言を、していたのではないか。それも十分ありうる話だ
と思います。 >>438
>他人に理解できるように書いて欲しい
がどういうのかよく分からないけど、他のスレでも私と全く同じではないが
よく似た意見になってる人がいたのでコピーしておきます。ちなみにこの人の
意見を参考にして私は書いてはいませんでした。
スレッド名:【日本的スノビズムの】蓮實重彦7【法王】
0920田中淳 ◆ANNA//s1pY
2023/07/13(木) 03:19:21.08ID:2BugC029
三島は『仮面の告白』だけでいいよw
あれは本当に凄い
あとは要らないw
最初の一作で燃え尽きちゃった感じだな
0921田中淳 ◆ANNA//s1pY
2023/07/13(木) 09:00:03.56ID:rdZigRdw
『仮面の告白』だけエクリテュールの質が異質なのよ
あとは駄文の山
残念ながら?私と同じように読む人はけっこういると言うことかもしれません。 >三島は『仮面の告白』だけでいいよ
これって松浦寿輝がとっくの昔に言ってますよ
同じことを 人の意見などどうでも良い
三島文学に外れ無し
俺としては、仏教唯識論、阿頼耶識にまで言及した暁の寺が、最高峰かな 〈既有的に将来する〉=既に有ったものが生長し現れていく。自分では意識せざる
うちに、耳を澄ますように、本来性を奪取せよという命令に従う。これは
ハイデッガーの根本命題だが、三島は彼自身がどこまで意識したか知らないが、
この命題にまっすぐ導かれるように突き進んだかにみえる。最後の対談でも、
自己の10代に帰郷することしか誠実さは考えられないと言ってる。彼は自分の
変貌をそうとらえていたが、しかし実はこのことは彼が考えていた以上に根が
深く、根が深いというのは評伝でしばしば指摘される祖母による実の母親からの
引き離し。監禁だけど。その時期の、地層で言えば最古期の層に他の乳児にはな
いものが刷り込まれていったことが、彼の根本感性につながっていると思える。
だから自分では最後の対談のように、10代に回帰したと思ていたようだが、
単なる10代回帰ではない。単なる10代回帰ならもっとことは簡単で、
あれほどの感性は生まれてはなかった。彼の悲劇を解読するならそういう話になる
。その悲劇と引き換えに優れた芸術作品を次々創作したわけだけど。いまだに
「三島の作品ではコレ」と論議されるような。 三島は仮面の告白だけとか言ってる奴は、総じてアホ(憫笑) >>444
どういうところに、どういう意味で衝撃を受けたのか、教えてくれるだろうか?
私もそれを二回ほど読んだけど、そこまで大きな衝撃は感じなかった。
まあ、正直に自分のことを描き出してるんだろうなとは思って、それが
素晴らしいことだとは思ったけど。
三島の生きざまとその文学については、これからも詳しく見ていきたいと
私は思っている。