全然違う、戦後、天皇が「人間宣言」したことに対して反発したのが三島で、天皇を改めて明治以前のものに戻して構築し直そうとしたのが折口信夫
安藤の評論は、三島の「英霊の声」と大江の「セブンティーン」「政治少年死す」の比較で、大江に折口の影響があるのを分析したものである
大江の中にある天皇像を、「セブンティーン」「政治少年死す」の主人公の天皇像として描いてるのであって、左翼の立場から批判的に書いた小説ではないということだ