>>92
道内JR線の衰退は、自動車利用自動車シフトの側面も大きいが、
主要な理由はやはり利用者減⇒必要なコストまで削減⇒新しい設備投資への抑制⇒以下ループ
という悪循環が行き着くところまで行き着いた結果だ。
北海道に首都圏などからマイカー持込み族が大挙して押し寄せれば、
道内での時間的制限がほとんどないから、たとえば函館駅前に車を長時間駐車して、
道内特急でゆったり鉄道旅行を楽しむというスケジュールも酌みやすくなる。
車のある駅に戻ってくれば、あとはどうにでもなるからだ。
本州から旅行者が車で北海道に入ると、在来線を使わなくなるという見立ては極めて短絡的な表面的な単純な誤った見方だ。
実際は、本州民はJR線に乗って旅行をしたくてうずうずしているのに、
交通手段が貧弱であるため、交通路が二重化三重化されていない北海道で
もし取り残されたらという恐怖から安易に鉄道での旅行などできないのだ。
自家用車のある場所を拠点にして鉄道旅行を計画すれば、もし運休や乗り遅れがあっも、
自分で何とかできるため、ずっと敷居が低くなる。
自家用車の回送サービスをJR北海道が始めれば、道内ローカル線は一気に大変な人気を博し、
特急の始発駅で車を預けて、数時間後に目的駅で車を受け取るようにすれば、
鉄道利用者は爆発的に増える。