ウラジーミル・ナボコフ 6
「カメラオブスクーラ」を読んで密度が物足りないと感じたんですが、
同じく文庫で安く出ている「絶望」もカメラオブスクーラと同じくらいの密度ですか?
ストーリーを追うタイプではないものが読みたいのですが。 若島なんぞにまかせるといつまでたっても出ない
絶版のを文庫で出すか
他の訳者に訳してもらった方がいい ああっ、もうダメッ!
ぁあ…青白い炎出るっ、青白い炎出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!読まないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!! >>10
装丁出たけど、ガッカリだな。『失われた足跡』みたいなのを期待したのに。 だよね。がっかりだよ、岩波文庫の装丁。
トコロテン式の装丁じゃないか。
せめて「月と篝火」や「第七官界彷徨」みたく
青っぽい表紙にしてくれてもよかったのに。 >>14
尾崎翠、岩波で出るんだね
知らなかったよ
ちくまの『尾崎翠集成』上下巻もってるから
岩波のは買わないけど
読者が増えるだろうから歓迎だな 『青白い炎」もう売っていたので買ってきた。
ちくま文庫からさらに改訳したって書いてあるな。
でも、装丁はちくまの圧勝。岩波、手抜きだな。 >>16
うわ、改訳したのか。
読み直す気力も時間もないよ・・。 索引がアルファベット順になったな。ゼンブラが最後に来ている。 岩波の訳をちらっと見たが、尼で酷評された「オーストラリア」という訳語は
そのままになっているな。訳者は意地になっているのか? そんなとこで意固地になられてもなあ。だったら俺が訳したほうがましだよ。 うちの地方でもあった
立ち読みして買わなかったけど
よさそうでしたよ 本屋で立ち読みしたけど
詩と解説だったので買うのをやめた 当分絶版にはならないだろうと思っているので買っていない
ちくま文庫のは図書館で読んだことがあるし 買ったはいいが感想言うまでに一年くらいかかりそうだ 改訳ってどれくらい変わってるの?
比較して違う箇所がすぐ見つかるレベル? 小説と解説にはあったから買ったけど
詩を解説する趣向の問題小説ね 組版を見たらスカスカだった気が。もっとみっちり組んでほしいよナボコフなんだから。 詩を解説するふりをして自由にホラ話を展開している。
そのホラに乗っていけるかどうかが分かれ目だ。 そこまで説明してやらなきゃならんのか。
>>28は釣りだろうが。 アメリカの文学研究家や、批評家はナボコフが全然、分かってないね。
常に感じることだが。
『青白い炎』はナボコフの、頓珍漢なことばかり言ってる学者や
批評家らへの、怒りと侮蔑の表現なんだな。
プロメテウスやフォロネウスらのfire-bringerらはゼウスらの神族よりも
旧種族の巨人なんだが、彼等は人間の味方であり、彼等は苦難を舐め、
非業の死を遂げる。青白い炎とは、文明の象徴だ。
文明をもたらす者の経験せねばならない苦悩は愚かな批評家達の
解釈によってもたらされるか、倍加される。
言葉遊び的には、shadeは影つまり「解釈」、kimbote(kindleから)は
元の火つまり「原作」、zemblaはsemblanceの「欺き」、という解釈になる。
つまりは、ここにおいて原作と解釈の関係は倒置されている。
出版の流れや構造自体への言及からして、phallicなオリジナルに対する
翻訳や、解釈などの「非オリジナル」の関係の逆転はデリダにも似て、
ユダヤ的であり、循環的でもある。
ざっくり言って、ナボコフらのいわゆる?引用の多いポストモダン的作品の
「批評の中の批評」的作品の典型的構成だろ。
ま、俺が読んでもいないのにwikiだけを見て語るのもこれはこれで許せ。 文化的な引用や言及が多くて、それについての自分の意見を
言える作家が人気がある例では、世界ではナボコフが筆頭で、
日本では、筒井康隆や、昔では石川淳かな。
安直に教養を手に入れたり、教養を得るための刺激になったり
するのは魅力ではないかな?
『文学部唯野教授』が売れた理由はそれでしょう。
なぜ、文学に関心を持ったりするかと言えば、若者の場合は
柄谷や浅田のようにカッコ良く、多岐に渡る芸術分野について語り、
ある種のものを時代遅れとして、ばっさばっさと、切り捨てて行き、
美女を感心させたい、というようなところがあるからじゃないか?
俺も若い頃はそうだったが、その思いは適わなかったw
そういう願望を達成するには、若年期の集中的なエネルギー投下と
かなりの才能が必要だが。
それは大概の人間には不可能だ。
バルザックらのサロン全盛期の若い作家には、文学によって
女性をゲットするのだ、という意志は鮮明に出ていたと思う。
今、年を取ってみると、石川淳の能楽論など、ちっとも感心
しないが、若い頃は石川の確信に満ちた口調に騙されたんだなw
小林秀雄の人気の殆どの理由も同様だろうし、小林はその力
によって、女を中原から奪ったのでは?
若気の至りとはいえ、残酷過ぎる。 アマゾンで早くも品切れ〜。2〜4週間待ちだってよ〜。 人気あるんだな
いっそのこと岩波からコレクション出してほしいね アマゾンの『青白い炎』は品切れじゃなくて
もたもたしてまだ一度も入荷してないってことだろ アマゾンを見ると、富士川義之の翻訳は評判最悪だな。
これだけ需要があるのに、誤訳を読まねばならない
読者達の心中やいかに?
野崎や柴田がとっくにアップを終了していて、体は冷えきってる?
富士川は東大名誉教授だから、業界も新訳を出しづらいんだろうね。
老害を葬る時期は今でしょ。
ちと古かったかw
出版社の社長が日録でアマゾンや紀伊国屋のネット通販での
売れ行きをつぶさに、報告してるのがあるね。 アマゾンで具体的に酷い誤訳が指摘されてるから
見て来て損はない。 どうかな?
結構、必死で訳した上の結果なのかもしれない。
学部から東大で、東大で博士号を取った奴でも、
信じられないくらいの馬鹿が一杯いるからな。
例えはあれかもだが、調理師免許を持ってるからといって、
うまい料理が作れるかどうかと、殆ど関係ないのと
似てやせんか?
素人の方がずっとましのことがしばしばだ。 ちくまと岩波の翻訳比較が出てくるまで買うのやめようかな たかだか1300円でケチくせえ奴が多いな
しけたスレだぜ ナボコフって実際にローティーンが好きだったり、
ローティーンと付き合ってたことがあるの? 早熟な人間は幼少期に異性と付き合うから、
幼少期の乳繰り合いが忘れられないとそうなる。 >>57
つまりナボコフにもハンバートみたいな幼少期があって、
実際にローティーンに興味があり付き合った、という解釈でいいのかな? 作者の人生と作品の内容を結び付けて論じる方法をナボコフは特に嫌った。
『青白い炎』はまさにそういうくだらない文学論のパロディでもある。 ロリータの後書きかなんかでナボコフ自身が、俺はハンバートと同じ趣味じゃないみたいに書いてた気がする。
でもローティーンに性的な興味がないのにあそこまで書けるのはすごいなと思う半面、
なんだかとてもさみしい気がするんだよね。ローティーンに興味ないのにあそこまで書けてしまうということが。 ボーヴォワ−ルの書いた『招かれた女』から、
『ロリータ』のアイデアを思い付いたのではないか?
と、思い付いた人もいるようだね。
俺は前から、ずばりハンバートのモデルはサルトルではないかと
疑ってきたがw
いくら大作家でも、ゼロから創作するのは難しい。
ドストエフスキーの『悪霊』がネチャ−エフの生涯にヒントを
得ていたように。
プニンもハンバートもサルトルの脚も細い点で共通してる。細くても
若者のしなやかな脚は強靱だが。
ナボコフは60代になっても、がっしりした下半身を持っていた。
蝶の収集家として、長いこと歩き回り、捕まえるには頑健で敏捷な
下半身はたぶん不可欠だった。 白痴か?ここはドストエフスキー・スレじゃないんだが…… >>64
お前のようなニヒリストにとっては全ての言説は無効だ。 パラパラとちくまと岩波を比べたが、ほとんど変わっていない。
変わったのは、例えば詩の冒頭2行目「殺された」→「命を絶たれた」という部分など言葉の選択。
>>21にあるように、アマゾンで酷評された「オーストラリア」という訳語(岩波335ページ)
はなぜか改訳されていない。 ここまで行くとなんか意図がある翻訳なのかもしれないとか思っちゃう ネットで疑問にされている他の点もそのままだから
そもそもネットなんか気にしてないんじゃない?
27行目への註釈の途中で「バスカヴィル家の犬」と訳注を入れているが、
「バスカヴィル家の犬」に〈後退する足跡の事件〉など出てこない。
(「空き家の冒険」に足跡と靴を逆さまに履くことへの言及がある)
訳注でバスカヴィル家に言及しているわりに
368行目に出てくる単語grimpenへの訳注では、
grimpenが「バスカヴィル家の犬」の舞台の地名だということに触れていない。
http://www.p-renaissa.jp/borujiaya/?p=1630
139行目のlemniscate(レムニスケート)を「八の字」と訳してしまうと、
それが自転車のタイヤの跡と何の関係があるのか分からないと
キンボートが書いている部分が意味不明になる。
http://d.hatena.ne.jp/lemniscus/20090905/1252152222 別に良いんじゃないですか
訳が気になるレベルまで読み込む人は原著読んでる人だけでしょう 発売後2週間以上経って皆さんが訳の話しかしない時点でお察しだったのよ
話の意味がわからんのよ〜 こんなものを全国の書店で販売してはだめ
ニッチ向けのデジタル商材だってこの10倍100倍は需要ある
私はもう買ったので絶版しましょう >>76
このスレ見てる(見てた)人はだいたいすでに読んでるから
改めて買ってないか買っても訳以外話題にすることがないのよ ナボコフの「ディフェンス」ってチェスのルールを知っていないと楽しめない? ロリータ読了
この難解な小説が大ヒットするアメリカって凄い国だなぁとまず思った
さすがピンチョンの重力の虹が大きな賞に選ばれたりね……
でもナボコフにハマったので次に読むべきオススメあったら参考までに聞かせてプリーズ 『アーダ』は新訳がそろそろ出るという噂(期待)があるから
図書館や古本屋で見つけても読むのは待った方がいいかも 記憶よ、語れと道化師をごらん!は新訳の予定ないんですか 『記憶よ、語れ』の新訳(最終版からの翻訳)は作品社から出る予定。
いつ出るのかは知らないけど いま長編の翻訳で手に入れづらいのは『栄光』『アーダ』『道化師をごらん!』だな。 若島正みたい
gora9dou.droppages.com/%E6%9C%AC/20111126%E3%83%8A%E3%83%9C%E3%82%B3%E3%83%95%E3%81%A8%E8%AA%AD%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1 >>76
話の意味ねえ? ナボコフに村上春樹風の話を期待されても困るよな。
とにかく文体の細部を愛でることだよ。 『道化師をごらん!』復刊するか若ちゃんが訳してくれ 若島はまずアーダを出す目処が立ってから他の仕事を受けてくれ