ウラジーミル・ナボコフ 6
>>101
どんな感じよ
ロリタ読んで晦渋な文体が気に入ったからああ言う感じなら俺も買おうと思うんだが ナボコフだったら小説の翻訳は見つけ次第買ってしまうな。
『青白い炎』はちくまを持っているのに、岩波を買ったし、
『マグダ』なんて4種類の翻訳持っていて、まだ一つも読んでないw
今は『青春』を読書中。 青春読みたいけどどこにもねぇ
アーダと青春は復活はよ >>106
俺も今回の日本人人質事件でナボコフの短編のタイトルを想起した。
シェイクスピアの『オセロ』の台詞から取ったタイトルだ。 苦手な作家だわ
ロリータは途中で挫折、透明な対象は無理して最後まで読んだがよくわからん
青白い炎も途中で投げ出した
これはさよならした方がいいよな ナボコフの4冊目に「青白い炎」を読んで、ちらっとプニンが出てきたので今度はこれを読もうと思ってたが
その前に最近出た中公新書の「スターリン」をたまたま読んだ。
いま「プニン」読んで これまで自分が当時の政治情勢をあまりに軽視してナボコフを読んでいたことに気づいた ナボコフの中心テーマはずばりノスタルジア。
タルコフスキーもそうだが、ロシア人なら誰しも抱く心の秘密。 ナボコフの書くテーマは割とストレートだよね
つっても戦前の人か、むしろ文章が新しいってことかな 「青白い炎」
はじめの詩に素直に胸打たれた。イイ!
ここに膨大な注釈が加わるんか…なんだかなあ >>120
註釈とは名ばかりで、カンケイない物語が展開される。
ナボコフ一流のユーモアと皮肉、そして一抹の哀感が心に響く。
やっぱり『青白い炎』が一番いいな。 「青白い炎」を読むと、文学ってカッコいいと思ってしまう。 『青白い炎』読んでみたいんだが、訳が不正確というので手が出しづらい……
ちくまと岩波で刊行されてるみたいだが、どっちが原書により忠実なんだろう 同じ訳者の改訳版が岩波
>>70-72のあたりに出ているよ
誤訳と指摘された所は変わっていないみたい
筋を追う分には困らないよ
そういう読み方をナボコフ本人は毛嫌いしているし
雑な訳では様々な仕掛けがわからないって言うけど >>124
誤訳とされてる部分だけ注意して読めば、とりあえず大丈夫ってことでいいんですね
アドバイスありがとうございます 『青春』残り20ページまで来た。すぐ読み切ってしまうのはもったいないので、
じっくりゆっくり読み進めてきた。まあ、他の本も並行して読んでいたんだけどね。
最近はノーベル賞が決まったモディアノの『暗いブティック通り』を読み始めたが、
やはり自分はナボコフの文体がしっくりくる。次は『マクダ』を読もうかな。 『青春』って何だよ?と思ったらGloryか。
邦訳は廃刊だけど英語版から?
ロシア語オリジナルからのナボコフ英訳(改作?)と
初めから英語作品での文体の違いはある? >>127
いや、邦訳だ。昔、荻窪か阿佐ヶ谷の古本屋で、2000円で購入した。
渥美昭夫訳で、こなれた日本語だ。後書きによると、不明な点はナボコフに問い合わせ、
夫人から返事が来たらしい。若い頃の作品らしい青春恋愛小説で、「マーシェンカ」に似ている。
後期の作品のような凝った文体や構成ではない。 >>128
すまない、言葉足らずだった。
ロシア語版からの邦訳か、ナボコフ自身の英語版からの邦訳かってこと。
ナボコフ自身がロシア語は十全な使い手としての自負があるのに、
英語では四苦八苦してしまうと書いてて、さらにそれを日本語に直しても
そういう苦闘の痕や妙味が出ているのかという関心だね。 「渥美昭夫」でググッたら自己解決しました。
英文学の人なので、たぶんロシア語版(1932)からでなく
息子ドミトリの翻訳・父改作協力の英語版(1971)からの翻訳だね。 『青春』、ロシア語 "Подвиг" 1932年出版、英訳ドミトリー・ナボコフ "Glory" 1971年出版。
渥美昭夫の訳は英語版からだけど、ロシア語版と英語版に大きな違いはない。
この小説に「ナボコフ英訳(改作)」とか「初めから英語作品」とかはないよ。 >>127-131
GraysonのNabokov Translatedって本がある。
ロシア語ができなくても諸作品の露語版と英語版の違いと
ナボコフがどのようにreviseしたかがわかる。 いつの日か日本でナボコフ全集が刊行される場合、原書初版がロシア語のものはロシア語から、
英語のものは英語から翻訳されたもので揃えてほしいね。
確か『断頭台への招待』までがロシア語、『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』からが英語だったな。 ナボコフいいね
「ロリータ」と「青白い炎」読んでしばらく経つけど
頭にチェス盤埋め込められた感じが心地よい 初期のロシア語版の翻訳を小笠原豊樹にもっとやってもらいたかったな。
沼野允義に今後頑張ってもらおう。 小笠原豊樹のナボコフの翻訳書は英語版からの『四重奏/目』だけだよね。
あれはじつに優雅で美しい作品だったな。 四重奏はよくわからなかった……。
二つ目の最後の「それは私の靴です」とか、博物館にいたのにどうして捕まったのかとか(うろ覚え >>137
翻訳で読んで「優雅で美しい作品」とかわかった気になれる感性が羨ましい
ナボコフはその種類の愚かしさに容赦なかった 翻訳を否定する奴は消えろ。たかが英語を読める程度のくせに偉そうに。
5か国語くらい読めてから自慢しやがれ。 >>18 それは大事な部分ですね
まえからそうあるべきと思っておりました! でも英語だけでほとんどの作品を、それも本人訳かreviseで読めるというのは素晴らしいよな。
いい研究書もたくさん出てるし。 やっぱり小説が面白い。
長編なら『青白い炎』『ロリータ』『アーダ』
短編なら「チョルブの帰還」「フィアルタの春」「忘れられた詩人」 つーかアーダいつだよ
こんだけ時間あって上げられないなら復刊してくれりゃそれでいいよもう そのとおりだ
若島訳いらないから復刊すればいい
あるいは他の人に訳してもらうのもいい この人の「ニコライ・ゴーゴリ」って読みやすいですか? 加齢臭ムンムンのくっさいくっさいバブル世代・団塊世代の特徴
●自分たちより前の世代の努力のお陰で日本経済が高度成長し、就職、学業などになんの努力もせず上手くいったため甘やかされ役に立たず、日本を借金まみれにする
●酒(特にビール)、テレビ、マスコミ、エロ週刊誌、風俗、痴漢、パチンコが大好きで週に一度は性犯罪を犯す
●タバコや酒や加齢で体臭と口臭がキツく脂まみれのメタボ体型
●精子、卵子、羊水が老化し子供を作れない無能
●ゴキブリのように数ばかり多く少子高齢化社会のお荷物 とある童貞青年が、ナボコフを「良分」と「前衛」と呼び、ジュリアン・グラックを引き合いに出してた。諸君どう思うかね? 「良文」だな。聞き慣れねえ言葉なので変換ミスった。 植草甚一の「ぼくは散歩と雑学がすき」がちくま文庫で復刊されていたので、
およそ40年ぶりに読み始めた。「ナボコフの投書と本の話とナボコフィアンのこと」という
コラムは当時もおもしろかったけど、今よくわかったことがあったので、引用してみる。
>「ロリータ」のあとで七年目に「蒼白い火」(原文ママ)が出版されたとき、ナボコフ・ファンには
>二冊買うのが大勢いた。というのは殺された詩人シェードが残した長詩三十数ページに
>二00ページ以上の注釈がついていて、それを読んでいくうちに注釈者の大学教授キンボード
>というのが、じつは北欧から亡命してきた王様であって、それも気ちがいじゃないかということ
>になり、それには原詩と注釈とを絶えず較べて読まなければならないし、いちいちページを
>めくり返すと、指のさきがクタビレてしまうからだ。ぼくは原本を二つに引き裂いて読んでみたが、
>こんなわけで二冊買ったものもいたので。 当時はそのままよくわからずに読んでいたけど、今は実によくわかる。
植草氏が本を真っ二つにしたのも、アメリカのペーパーバックというのもあっただろう。
そして現在では「気ちがい」と書いてそのまま出版できるのだろうか?
まだ二度目の読了はしていないけど、この本自体が結構面白いので、
ヒマのある人は、公共図書館で借りて読むのをお勧めします。 翻訳のありがたさは誰も否定してないでしょ
言語的な仕掛けの巧みなナボコフを翻訳だけで読んで読んだことになるのかって話
ナボコフはロシア文学の他人の英訳に手厳しかっただけにそう思う たぶん、翻訳自体が否定されているんじゃなくて、
翻訳しか読まないでナボコフをわかったつもりの奴が否定されてるんだよ 「文法的にはただしいが英語を母語とする人間なら使わない類の言い回しをする」とかいう評をみてから
英語で読んでもわからんのではないかという諦めが 文学は分かったつもりになって語らないと、いつまでたっても語れないぞ。 ボルヘスもイタリア語わからんのに神曲を熱狂的に語ってた
まあ英語でもロシア語でも存分に味わえる人は素直に羨ましいしそっちの理解がより明確なのはあっさり認める
がしかしだ、私だってナボコフを愛してるんだ ドン・キホーテ講義は読んでないけど、
さすがのナボコフもスペイン語まではカバーしてないよね?
いや出来ても驚かないけど >>170
イタリア語はスペイン語わかるとある程度はわかるよ >>171
文学講義でもカフカの変身はNRFの仏訳で読んだと言ってた
まあ横文字同士だとまた違うだろうけど
そもそもナボコフは日本に関心ないからねえ
まさか欧米諸国の外で小説がほとんど全て翻訳される程受け入れられるなんて考えてもいなかっただろうし ナボコフは確かに翻訳じゃ苦しいな
それに比べてトルストイのリズムのちょうどよさはどうよ ナボコフを原書で自在に読める人は滅多にいない。
研究者でない限り、翻訳で楽しめばいいんだよ。
肩ひじ張るなってw >>173
三島、つまらん、とか書いてはいたようだ。 >>178
いきなり日本人はあれの最中でも口づけしない、みたいな文章でてきてびっくりした。 Problem Paradise @propara
ナボコフの自伝『記憶よ、語れ』の初稿760枚あがる。かつて晶文社から出ていたものの改訂新版で、後に発表された「幻の第16章」(ナボコフ本人による、自伝の初版の偽書評!)を補遺として含む。なるべく早いうちにお目にかけられればと思っています。 ナボコフの『ニコライ・ゴーゴリ』読んだけど観念的で難解だった
小林秀雄みたいだ
初ナボコフ >>190
いやちょっとゴーゴリについて調べていて、評伝書いてたのが偶然ナボコフだっただけ
ロリータや賜物はいずれ読もうと思っていたけど ロリータ読む準備としてカルメンと不思議の国のアリスとアナベル・リー読んだ。 ロリータ再読したが素晴らしい
こういう小説だったんだ、と若島さんの訳で精読して初めて分かった 『記憶よ、語れ――自伝再訪』 ウラジーミル・ナボコフ 若島正訳
2015/8/7 作品社 ¥ 3,672
http://www.amazon.co.jp/dp/4861825369 若島訳の『アーダ』まだかよ。待ちくたびれて、死んでしまいそうなんだが。