参考までに
https://www.projectdesign.jp/201703/governor/003469.php

――海外、特に、アジアからの観光客が増加していると伺っていますが、今後はどのように観光客数を伸ばしていきますか?
また、観光客には、どれだけ消費をしていただけるのかが重要ですが、道の取組を教えてください。

高橋はるみ 2016年の訪日外国人旅行者数については、観光庁によると年間累計で2,403万9,000人になりました。
外国人旅行者の日本観光の人気を裏付ける結果となっていますが、訪日旅行者数の伸びは昨年に比べて鈍化しています。
国が昨年3月に「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定し、新たな目標として掲げた2020年4,000万人の目標に向けては、
首都圏や京都、大阪以外への誘客が一つのテーマとなっていますが、北海道では、宿泊者の延数ベースにおいて、
外国人観光客の約73%が札幌や小樽、登別などの道央圏に集中しています。

先ほど申し上げた500万人という新たな目標に向け、外国人観光客を伸ばしていく上では、
道央圏に集中している状況から他の地域へと分散を図っていくことが大きな課題であると考えています。

北海道は面積が広大な地域であることから、道央圏以外への誘客を図るには、
外国人旅行者の移動の利便性をいかにして高めていくかが重要なテーマとなり、航空機やJR、観光バス、レンタカー、クルーズ船など、
多様な交通手段による交通ネットワークを構築していくことが、北海道のインバウンド戦略における柱の一つになると考えています。