>>234
乙です。
お気づきと思うが、スーパー特急とミニは「暫定整備計画」として法定、
FGTは車両対応ということで建設事業における法的位置づけがない。
新鳥栖、武雄アプローチ線の用地買収に入ることなく撤回されたため、
FGTは許認可上も物理的にも痕跡を残さなかった。弾丸列車以下だから幻と称される所以。

>昭和60年の決定がスーパー特急による在来線活用となっているなら、
いや、昭和60年は早岐経由全線フル規格のルート公表。
在来線活用が合意されたのは以下の6者申合せ。

九州新幹線(長崎ルート)建設促進連絡協議会申し合わせ 平成 4年11月 1992年
 >(福岡県、佐賀県、長崎県、鉄建公団、JR九州、九州山口経済連合会)
 >・九州新幹線(長崎ルート)は、従来のいわゆるアセスルートを変更して福岡市から武雄市までは在来線を活用し、
 >武雄市から長崎市までは建設路線の延長を極力短縮しつつ新幹線規格新線を建設して、スーパー特急を運行させる

分岐〜武雄の失効手続きは取られず、フル規格の整備計画は残ったままとなった。
国としては、スーパー特急区間は施設の最大能力を引き出せない暫定整備だから、
最終的には全区間フル規格を目指すというビジョンは変えなかった。

この時、博多〜武雄間の在来線が全幹法の新幹線ルートとして指定されたわけでなく、
そもそも在来線を指定することは法律上不可能。
よって申合せの文章はスーパー特急列車の運転系統を示したものと思われるが、
文面から在来線が単純に新幹線となったと解釈されている節がある。
さらに、肥前山口〜武雄温泉を佐世保線のまま財源のみ新幹線枠を充てたため、
その解釈を助長している。