史上初、最終赤字が2期続くか?

 JR東日本の単体の営業収益は、2019年度の2兆610億円から、2020年度には1兆841億円に57%減少。2021年度の前半期には前年同期の5409億円から7750億円に回復する予測であったが、実際には6256億円までしか増えなかった。通年でも、当初1兆6770億円までの回復が予測されていたが、実績が低迷しているために、今回1兆4910億円に下方修正した。

 連結決算でもほぼ同じで、2021年度の営業収益の予測は、当初2兆3260億円だった見込みを、今回2兆570億円に下方修正した。2021年度前半期の営業収益も予測値が1兆830億円であったところ、実際には8778億円にとどまった。

 半期の営業利益は、単体では、前年度前半期は2555億円の赤字であったところ、今期は180億円改善して1043億円の赤字に、連結については、前期の2952億円の赤字から1158億円の赤字へと大きく改善した。

 半期の最終利益は、単体が前期の1969億円の赤字から今期には1203億円の赤字に、連結では2643億円の赤字から1452億円の赤字に改善した。しかし通年では、会社発足以来、初めて最終赤字が2期続くことになりそうである。
客足の回復もいまいち遅い…

https://news.yahoo.co.jp/articles/142151a8ac3f8863dba9173238f00f27fb843339