1行ずつ書いてスペースオペラを完成させる第十四部
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その頃、ホールライトは999の食堂車でアイスティーを飲みながらほくそ笑んでいた。 ホールライト>>158「すべては私のプラン通り。銀河静止作戦の始まりなのです。グゥヘハハハ!」 自らの死を偽装したホールライト>>126-129は「スパルタ艦隊のための遺失種族学会」>>149が軽率に動くのを待っていたのだ。まさか、機動艦隊随一の戦闘機乗り、マイケル・ヴァン・パトリック中尉のR-9が単機でユニクロン艦隊を突破しその旗艦を沈めていたなど思いもよらないことである。 突進「で、おれたちは何をすれば良い?」幻妖斉「撤退しかないな」学天則「えー、でも今頃、侯景万景はこの星を包囲しているのでは?」幻妖斉「銀河鉄道999がある。実は儂、あれに乗るのが夢だったんじゃ」こうして3人は、クラートゥ駅へと向かった。 教祖キリフン・パーテクはクラウス・ノミにデュランデュランまで>>152いなくなっているのに憤慨した。しかしオルガスマトロンNTが調整済みの上装置にメーテルがあられもない姿で装着されているのを見ると機嫌を直した。「いよいよ明日ライブを決行する。そして宇宙を快楽で支配するのだ!」 その頃鉄郎はすでに5人に増えハニー・トラップ・メーテルと6Pを繰り広げていた。「あああ鉄郎!私の穴にネジを!あなたたちのネジを埋め込んでえええ!」5人の鉄郎は叫んでた。「メーテル!僕の幻影!」 クラートゥ駅は団体客等でごったがえしていた。999は車掌が乗車しようとする客の乗車券をチェックしていた。車掌「乗車券はございますか?突進「そんなものはない」車掌「ただいま、ほぼ満席状態でして、乗車券のないお客様は乗車をお断りしています。」突進「では止めてみよ!」幻妖斉「突進やめよ。そいつの目は尋常ではないぞ」学天則「その人の武器はレプリカコスモドラグーンNT。私がみるに何人も殺してます」突進「良いじゃないか。望むところだ。」 「そこのお三人、お困りのようですね」車内から声をかけるものがあった。ホールライトである。突進「何だお前」ホールライト「ここに3枚余った乗車券があります。お乗りになります。」幻妖斉「乗る。絶対に乗る。二人が反対でも乗る。たとえ罠でも乗る」こうして三人は無事?に999乗ることができた。 辺り一面を爆烈的な火焔が包むと同時に強烈な閃光が一瞬にして白熱した。無数の団体客の四肢がちぎれ内臓が飛び散り脳漿が迸る。突進は蒸発。幻妖斉は黒く焦げ砕け、学天則のいたところには灰が奇怪な模様を作っていた。 後には999号の残骸が残るだけだった。しかしホールライトの行方だけは杳としてしれなかった。 教祖キリフン・パーテクはメーテルを含めた数千人の女性が接続されたオルガスマトロンNTのライブ>>130-131 を開始した。その絶頂波はクラートゥ静止軌道上の侯景万景と家康の艦隊>>157や恒星系間ネットワーク>>131を通じ全銀河を覆った オルガスマトロンNT>>168は女性の絶頂エナジィと惑星クラートゥの地殻エナジィで稼働している。オルガスマトロンNTは惑星クラートゥと直結した運命共同体なのだ! 「アイララ!アィララララァアア!ウタマロ!ウタマロ!イクイクイク!アッーー!!!!」 発車ベルの音と共に何事もなかったように999は現れ、クラートゥ駅を発車した。爆発したように見えたのは幻妖斉の幻術だったのだ。 しかし999号は衛星軌道近くで脱線した。機関車がオルガスマトロンNT>>130の絶頂波で変調をきたしたためである!! 突進と学天則はわずか1レスの間に999を立て直した。999は何事もなかったかのようにクラートゥを離れ、つぎの停車駅へと旅たっていった。 ジョン・ポールもオルガスマトロンNTの影響下にあった。そのことで彼が捕獲している研究用の情報寄生体ピコリーは解放された。恐ろしいことにオルガスマトロンNTはハィフラ教団の教義ではなくピコリーをまき散らすことになったのだ。 家康「ピーコリピコピコ」侯景万景「ピコピコ」キリフン・パーテク「ピーヒャラピーヒャラ」クラヴィス「パッパパラパ 」 そしてマイケル・ヴァン・パトリック中尉>>160(以下MVP)は狂える宇宙大将軍・都督六合諸軍事、侯景万景>>12,168,177の座乗艦である万能戦艦兀突骨を撃沈した。 しかしマイケル・ヴァン・パトリック中尉もピコリーに感染していることがわかった。 マイケル・ヴァン・パトリックが薄れていく正気の中見上げた惑星クラートゥは火山帯の連鎖爆発で真っ赤になっていた 「つぎのマイケル・ヴァン・パトリックはきっとうまくやってくれるでしょう」 そして時代は移り変わって、銀河連邦に様々な星間国家が所属する時代。 その聖域の中心>>183、上古モノポール文明の遺物、クラートゥは怪しく光り輝いていた。 クラートゥはすでに実体はなく、表面に広告文を投影するアドバルーン惑星であった。その光輝く『貴方も壺を買って幸せになろう!』は30光年彼方からも目視が出来た。 「幸せになりたい」その広告を目にしたつぎのマイケルは壺を注文することにした。しかし発注書が届くまでにはどうしても30年はかかってしまう。 そこに現れた女はメーテルと名乗った。「超特急999号なら光も時間も超えて行ける。999号に乗って取りに行けばいいわ。」 「でも、ウォルトならこうするね♪」マイケルは呂宋壺を手に入れた!政治力が+6された! 「よし!この貴重な壺を偉い人に献上して俺も偉くなってやる!」マイケルは呂宋壺を抱きしめた。「この聖域は確か太閤殿下が治めている。あの方のにこの壺を差し上げよう!そして俺は出世するんだ!」 そう思ってふとクラートゥを見ると、太閤殿下が自ら売り込む呂宋壺のセールの広告が写っていた。 太閤殿下は宇宙3大美女のうちの一人メーテルを求めていた 実は>>183の「聖域」は「星域」のつもりだったが時すでに遅し、物語はすでに大きく揺れ動いていたのだった “ナショナル太閤”松下幸之助、商業都市星系オオサカ随一の発明家にして大商人、無敵の超人正義の味方、あるいは「新しいことを始めるもの」 なお、三大美女の残り二人は……諸説あるがその候補として有力視されるのが古のエゲレス銀河の支配者、アルトリア・ペンドラゴン。 もしくは女?、初音ミク、ジェシカ・ドリュー、エリアルなど数多くいる。 そんな太閤の元にメーテルが現れた。「私と契約して、鉄郎になってよ。」 そんなメーテルに松下はエロルヤ光線銃を突き付け、拘束した。「ふ、世に害成す怪異メーテルめ、まだ生き残っていたか」これが最後のメーテルではない。まだあと数百人はうろついているだろう。 そして、当代の狂える宇宙大将軍・都督六合諸軍事、侯景万景を継ぐもの、マイケル・ヴァン・パトリックもまた、捕えた無数の怪異メーテルを銃弾として発射する拡散無限波動砲の建造を急がせていた。 さらに大将軍パトリック閣下は部下に命じた。「この宇宙のどこかに私のクローンがいる。そ奴を捕えよ」 大将軍パトリック閣下は部下に拘束された。彼自身クローンだったのだ。 「次の停車駅はグンマー、グンマー。停車時間は45レス・・」 「え、グンマーってどこだよ?」車内はざわつき始めた。 惑星グンマーとは遙かな古代文字では軍魔と表したと云う。宇宙のあらゆる魔が集いあらゆる聖域へ軍(いくさ)を仕掛けた、畏れを知らぬ惑星都市であった。 そんな惑星グンマーの片隅に、狂気探偵デミグラスソースが事務所を構えていた。彼女の悪名たるや銀河の悪党で知らぬ者はいない。 惑星グンマーの殺戮部隊である魔軍団の帰還であった。魔軍団は毎回その滅ぼした星人の血糊を大量に纏って帰還する。今は真っ赤な血糊が呪いの霧のように舞っていた。 魔軍団の主力歩兵は、この宇宙で最も完成された地球人と呼ばれたマイケル・ヴァン・パトリックのクローン、MVPトルーパーが主要な構成要員である。 今回、侵攻したのは、惑星アンダルシア。戦利品は、ガルシアの首である。 ガルシアの首は銀河忍法帖のありかを脳に記憶しているというアルフレド・ガルシアの生首である。 「おーこれが、ガルシアの首か」グンマー将軍残忍は言った。 ガルシアの首>>209は早速解析機関に接続された。 吠える蒸気エンジン!うなる歯車!流れるパンチカード!解析機関>>212が動き始めた ベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウベンキョウバカリデアソベナイモウスクホトニキガクルウ せっかくの解析も誰も読む者はなくそのままクズ籠行きになった 解析機関は、誰も読むものがない結果を出力し続けた。 誰もが諦めたその時、プリンターが奇妙な言葉を印刷した「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク われとともに来たり われとともに滅ぶべし」 グンマー将軍ザンニン「なんだって?もう一度言ってくれ。」 グンマー将軍ザンニンはその言葉を聞くことなく、次の日、奥座敷で脳味噌がトコロテン化しているところを家臣に発見された。 惑星グンマーの大統領ぺキンパは微笑んでいた。「ザンニンは偽物をつかまされ自滅したな。ふふふ。愚かな」 「銀河忍法帖のありかはアンダルシアの犬に隠されている、との確かな情報を掴んでいる」ぺキンパ大統領は、砲台に据えた巨大な光子ガトリング銃を見ながら言った。「光子弾をアンダルシアに撃ち込んで犬を炙り出すのだ」 銀河忍法帖は、野良犬の眼を切り裂いて極小記憶チップを埋め込んだとか、ある男が斬り落とされた腕を義手にする際にそこに隠したとか、噂は数限りなく流布していた。 銀河一の武闘派ぺキンパ大統領自らが銀河忍法帖ゲットに動き始めた! 狂気探偵デミグラスソース>>204はグンマー幕府の依頼で将軍残忍>>220怪死の調査を始めた。 アンダルシアの犬には、様々な噂や伝承が付き纏っていた。そのいくつかは、惑星アンダルシアは魔獣を封じる封印星でそこに人が住み着くようになっただけだという物だった。封印されているのは話によって変わり、×ィンダロスの猟犬、×ビカル家の魔犬、×芝電獣の犬、等と語られている。ここで伏字としているのは余りに冒涜的な言葉であるからである。 魔を封じ込めた稲藁の束を撚り合わせて狗の形を作り、邪を祓う。惑星アンダルシアの民はわらの犬と呼ばれる秘密の儀式を行なっていた。 狂気探偵デミグラスソース>>226は惑星アンダルシアを訪れた。 天国峠の虐殺は、偶像崇拝者を許さない宗教集団、笑う犬の犯行だった。 そして大菩薩峠では今日もなお机竜之助が凶刃を振るい続けている。 笑う犬>>231は脳味噌をトコロテンにする>>220呪法を操ると噂されていた 狂気探偵デミグラスソースは死体置き場で天国峠の死体を確認していた。たしかに脳がトコロテン状になっている。ザンニンと同じ死に方である。つまりザンニン殺しの犯人は笑う犬というこだった。 そのころグンマーでは。突然、多数の宇宙強襲揚陸艦に襲われていた。宇宙大将軍・都督六合諸軍事の手の者による、マイケル・ヴァン・パトリックのクローン狩りである。 「ふむ、これがMVPトルーパー>>207を制御するコントロール装置か」 >>236が宇宙大将軍・都督六合諸軍事最後の言葉だった。MVPトルーパー制御の何らかの情報を得た途端に、宇宙強襲揚陸艦隊の旗艦の大爆発により狂える宇宙大将軍は宇宙の藻屑と散った。果たしてもたらされた制御装置とは何か!?銀河忍法帖との関係は!? デミグラスソースはガルシアの首解析時の謎の言葉“アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク われとともに来たり われとともに滅ぶべし”に辿り着いていた。それは惑星アンダルシアの超古代民族の言葉であった。 古文書によるとその超古代民族には、額に第三の眼があったと云うのである。そしてその言葉が唱えられると、必ず災厄が起きると云う。 MVPトルーパーの自爆クローンが多数紛れ込んでいた宇宙強襲揚陸艦隊の旗艦は一瞬にして火球となり、その他200隻の艦船も7割が被害を受けた。自在にどんな生物種族にでも姿を変えられる自爆クローンは銀河中を震え上がらせていt。 「全滅じゃないけど。全滅じゃないけど…」それでも、3割は無傷だった。 死体置き場を見分していた狂気探偵デミグラスソースの髪が一筋、立った。狂気アンテナが反応したのだ。デミグラスソースは死体の頭に手を突っ込んだ。そして、球体を探し出した。「なるほど、そういうことか。」 デミグラスソースはその球体を自分の額に押し当てた。それは第三の眼になった。「和登・デミグラスソースの名の元に汝に告ぐる。 アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク われとともに来たり われとともに滅ぶべし」 惑星アンダルシアは震え、その大地は裂けた。そこから現れたものは赤く細長い宇宙船だった。それは赤い矢印の様にもプラナリアの様にも見えた。”和登・デミグラスソース。認証、登録終了しました。” 発車ベルの音と共に999は惑星グンマー駅を発車した。 二人はもちろんMVPトルーパーの自爆クローンである。満席の乗客250名すべてが自爆クローンであった。第三の眼、災厄の言葉が揃い999は災厄特急に姿を変え、銀河の破壊に向かう! 「頃合いだな」ぺキンパ大統領は頷いた。それを合図に光子ガトリング砲の攻撃が始まった。砲台に据えられた100基の光子ガトリング砲から光跡を曳いて一斉に光子弾が放たれた。それはまるで惑星グンマーから惑星アンダルシアにつながる美しい光の架け橋にも見えた。 惑星アンダルシアの超古代民族>>239はかつて異能性存体を外宇宙から呼び込み、それが原因で滅んだと伝えられていた。 異能性存体こそ×ィンダロスの猟犬である。赤い宇宙船の発進により半壊していた惑星アンダルシアに無数の光子弾が直撃し×ィンダロスの猟犬を目覚めさせた。猟犬は光子弾の痕跡をたどりグンマーに現れた。そして惑星グンマー上の生物を殺しつくした。 ぺキンパ大統領とその部下たちは機械の体だったため×ィンダロスの猟犬に襲われなかった。 「次の停車駅は~、惑星サイタマー、お降りの方は~忘れ物の無きようにお願い致しま~す」 「サイタマーって、ベースボールストーリコ以外何かある?」 ふとメーテルが言った「停車前に医務室でワクチンを売っておきましょう。次の停車駅ではサイタマラリアという疫病が蔓延しているから。」 「駄目だよメーテル。ワクチンなんか射ったらその場で自爆しちゃうよ」鉄郎は言った。「それにボクたちクローンは疫病にはかからないから大丈夫」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています